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Mephistoが眉を顰めて口角を歪めると同時にホテルのロビーに肌を刺すような殺気が走る。Alastorが目を細めて冷や汗を垂らし、ふらりとよろけそうになったVaggieを支えたCharlieが怒ったようにMephistoを睨む。
「Mephy！！」
「！…Sorry、怖がらせて申し訳ない」
「全く、やめてよここでそういうのは…」
珍しくしっかりと怒った様子のCharlieを見てVaggieが少しだけ目を見開き、驚いたように二人を見合わせる。
どうやらCharlieにとって、Mephistoとは本当に心のおけない悪魔のようだった。
「すまないね、Charlie。許しておくれ」
「うん、Alastorも！Mephyを煽るようなことはやめてね？前にパパがMephyを怒らせて部屋が消し飛んだんだから」
「…えぇ」
Charlieの声に反応したMephistoは先程まで生やしていた鋭いツノをしまい込み、尖った牙も姿を消す。目の色は血のような赤からいつもの黒い瞳へ戻る。そして額と頬に現れていた三つの瞳も姿を消した
意外、とでも言いたげな顔をしたAlastorがMephistoを見つめているが、当の本人は既にAlastorから意識が逸れていた。
「それで、Charlie。そっちの子達は？」
「あっ、そ、そうねそうね！紹介させて！」
「へぇ、Mephisto・Phelesが女だって言うのはガチだったんだね」
「…彼は？」
Mephistoが目を細めて手の4本生えた男に目をやれば、Charlieが嬉しそうな顔をして話し始めた。
「彼はAngel！このホテル記念すべき一人目のお客様よ！」
「…
よろしくAngel、私のことは是非Mephyと呼んでくれ」
「……うん、よろしくMephy」
Angelはひく、と目元を動かしてMephyストの握手に応じた。どうやら地雷は“フェレス”の方だったようだ。
しかしまあそれさえ踏まなければ人当たりもよく笑顔も人懐こい、悪いやつじゃなさそうだ。
なによりCharlieが懐いているのは火を見るより明らかであるし。
「まさかこのホテルでかのMephisto様に会えるなんて光栄です！」
「君は……いや、ちょっと待て、君を見た記憶がある」
「え？知り合いなの？」
「えっ！？いやそんな恐れ多い！！」
「…いや、街の見回り中に見かけただけのようだね。お名前を教えておくれ」
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ふりこ(プロフ) - 荒神さん» ありがとうございます~！！二人の行く末は一応決まっているのでお楽しみに！！ちゃんと最後まで行けるように更新頑張ります！！ (2月12日 13時) (
レス) id: ea9e40fa3e (このIDを非表示/違反報告)
荒神(プロフ) - 楽しく読ませてもらっています。これからの二人凄く気になります！更新を楽しみに待ってます！ (2月11日 23時) (レス) id: b7ee1287a7 (このIDを非表示/違反報告)
ふりこ(プロフ) - milkさん» わぁ~うれしすぎるお言葉をありがとうございます！ご期待に添えるよう頑張ります！ (2月10日 23時) (レス) id: ea9e40fa3e (このIDを非表示/違反報告)
milk - 凄く良い作品を書いてくれてありがとうございます🥲︎次の更新が楽しみすぎます！応援してます(´˘`＊) (2月7日 13時) (レス) @page8 id: 51fdde4063 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふりこ | 作成日時：2024年2月6日 0時
