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VIII ページ10

静まり返った武装探偵時
会議室に重い空気が漂う中
一人が口を開いた



ナオミ「ユカさん、如何云う事ですの??」



谷崎潤一郎の妹、ナオミである



ユカ「知らない…!」


乱歩「この情報に間違いは無いよ」


ユカ「私はッ!」


ナオミ「皆さんはユカさんと同じですわ

勿論、判っていて何もしなかった
ナオミも同じ、加害者ですわね」



加害者、その言葉で一層空気が重くなった
よく見れば気が付く事だった
自分の仕事だけなら日を跨ぐ事も無い
…朝方まで仕事をしているなどありえない


国木田「…彼奴が作る資料は見やすかったな
今思えばあれ程の資料を作れる奴が
要領悪いなどありえん」


敦「…Aさんは最後の日も夜遅くまで
残って仕事をしていました。
…あの日だけじゃ無いんです」


賢治「そう云えばユリさんが
ご飯食べているの見た事ないです…」


与謝野「…妾達は何をしてたンだ。」


謝りたい、でも肝心の相手は敵だった
その事実が社員を苦しめている
例え任務とはいえあそこまでするのか
敵に情けは無用だと言われればそれまでだ


ユカ「ちょっと、」


太宰「…よりにもよって厄介な子を送られた
彼女は…時任Aはマフィアの支配人
五大幹部より上なのだよ」


谷崎「五大幹部より上…と云う事は…ッ!」


太宰「首領補佐、他の組織はそう呼ぶが
彼女と森さんがいなければ
今のポートマフィアは無いし
ポートマフィアは成り立たない」


そんな重要人物に手を出してしまった
探偵社員はこれから起こるかもしれない
最悪の未来に震え始めるが
その中で太宰は一人別の事を考えていた


何故Aを送り込んだ?
探偵社の内部情報が欲しいなら
ここまで真面目に仕事をする事は無かった筈
探偵社を潰そうと考えていたのなら
Aの異能で一発だろう…何故…


深みに嵌りかけたのを止めたのは__
操作をしていないのに勝手についた
プロジェクターとパソコンだった
____映し出されたのは、



『御機嫌よう、探偵社の皆様。』


太宰「A…!」


微笑みを浮かべる時任Aだった__。




〜〜〜〜〜〜〜〜
最高順位13位…ありがとうございます!
昨日衝動的に作った作品だったので
たくさんの方に見て頂けて嬉しいです!
これからもお楽しみ下さい!

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暁月臨(プロフ) - 最高です!!!更新待ってます!!頑張って下さい!!! (7月4日 0時) (レス) @page29 id: 59dc159e7e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆずみかん | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2023年2月9日 12時

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