【文スト】歩道橋から足を滑らせただけですが？？

手合わせしただけなのに ページ17

先刻の言葉が木霊する


…気に入った…？俺も…？
どういう事……私唯の十八歳なのに…。



太宰「一寸中也！！離れてくれる！？」



いや無理矢理剥がされてます太宰さん。
掴まれた腕が痛くて顔を顰める



中原「なァ…俺と一寸遊ばねェか…？」


「…はい…？」


中原「なァに…手合わせだよ」


太宰「一寸！！？」



手合わせねぇ…勝てる見込みは無いけれど
強さを知る為には必須…か
後単純にかっこいい中也さん見たい



太宰「こんなチビ放っておいて帰ろう？？」


中原「誰がチビだ！！」


『手合わせ…良いですよ
私も丁度この異能力が何程か知りたかったので』


太宰「なっ…Aちゃん！！？」



いつもクールな太宰さんが慌ててる…笑
そんな太宰さんに大丈夫だと告げる
そして其の儘訓練場の様な所に連れていかれ
私と对になる様に中也さんが立つ



中原「参ったつった方が負けだ、いいな？」


『良いですよ…始めましょう』



殺 す気でやれ…そうじゃなきゃ勝てないから。
出せるか分からない殺気を出せ。



『異能力天羽々斬…イタチ』



私には小さい耳と牙が生え手には大鎌を持つ
ふぅん…動物にあった武器…か。


私は中也さんに向かっていく
先ずは様子見だけどね



中原「！！…体術もいけンのか…」


『女だからと甘く見られては困ります…！！』



鎌の棒の部分で押したり回し蹴りをしたり
少しずつだけど様子を見て動く



中原「こンなのを動きを封じちまえば…！」


『無駄ですよ。』



私は中也さんの異能が掛かる前に鎌を振る
イタチの攻撃で有名なかまいたち。
例え当たらずとも其の攻撃はや確実と刃となる



中原「なッこの風…！！」



異能が解けた…！！



『終わりです…中也さん。』



異能が解けた隙に私は走り中也さんの首に鎌を当てる



中原「！！………参った」


太宰「Aちゃん凄いじゃないか」


『大丈夫ですか？』


中原「平気だ」


『ふふっじゃあは私達は之で失礼しますね』



早く鏡花ちゃんにも会いたいし！！
そう思い太宰さんと帰りを急いだ

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