【文スト】殺人鬼は転生してチートを手に入れました (ページ24)

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Twenty three－武装探偵社－ページ24

『ん……、』

ふわふわとした感覚がして目を覚ます
するとアニメで見慣れた景色。
尾崎さんが眠っていた医務室だった

洋服…着てる…誰かが着せてくれた…？
傷…は痛まないけど残ってる、
与謝野先生の異能力は使えなかった…か。

『……！』

中島「…わっ！！」

扉を開こうとしたら先に中島君がいて
驚かせてしまった

中島「良かった！！目を覚ましたんですね！！」

『…うん』

中島君に手を引かれ医務室を後にして
きっと社員さんがいるであろう所に向かう

中島「Aさんが起きました！！」

太宰「それは良かった」

与謝野「調子は如何だい？」

『……悪くは有りません』

国木田「ナイトメア、飛鳥部A」

合ってるか、そう聞かれ合っていると返す

『手当てしてくれた事には感謝する』

江戸川「ねぇ君、好きでポートマフィアにいるの」

『其れが何か』

江戸川「君は人を殺める事に快楽を持ってるでもポートマフィアにいたいとは思わない」

『私は自分の意思でポートマフィアにいます』

太宰「…Aちゃん」

『…何…』

太宰「Aちゃんは何処でもいいんだろう？」

『何を言って…』

太宰「居場所は何処でもいい、違う？」

『私の居場所はポートマフィア。揺るがな…』

太宰「自分の汚れた手を否定しないから？」

本当、こういう太宰くんは嫌いだ
アニメでは感じなかった感情だけどね
だって全部合ってるんだもん。

『……そうだよ』

太宰「此処も、否定しないよ」

『だからなに』

太宰「武装探偵社に来ないかい」

『お断りするよ』

分かってるんだ。
自分の中の信念が揺らいでいる事くらい
でも私は…居場所を失いたくない
失うくらいなら嘘をついてでも…

江戸川「今いる場所に留まろう」

『！！』

江戸川「あの日会った時と違うんだ君」

気付いてる？と言われてはてなを浮かべる
何が違うんだろう

江戸川「初めて会ったあの日の君の笑顔とさっき敦に向けた笑顔が違った」

知らないうちに笑えなくなってる
違う？と言われて何も言えなくなる
笑えなくなってる…？私が？

江戸川「自分の感情を殺す必要は無い」

『私は…、』

中島「Aさん」

私は敦君を見る

中島「僕、Aさんの笑顔が好きです」

太宰「其れは私も同感だよ」

私は…私は…、！

『もう…分からないよ……っ、』

私は座り込み顔を覆う
自分が何をしたいのか、もう…