Ten−看病とお話− ページ11
中原君を連れて
医務室に来た私と尾崎さん
『改めて…ナイトメアこと飛鳥部Aです』
尾崎「尾崎紅葉じゃ」
『之からお仕事を一緒にするかも知れません
その時はどうぞ宜しくお願いします』
尾崎「しっかりしておるの」
『いえ…』
尾崎「お主…何か抱えておるな?」
観察力…凄いなぁ。
尾崎さんにさっき首領室で話した事を話す
すると何故か温かいぬくもりを感じる
『尾崎さ…っ!』
尾崎「光の世界を知らぬのだな…」
『…知ることなんてありません。
唯今を生きる事で精一杯だから…、』
尾崎「…もし何かあればわっちに言うがよい」
『…ありがとうございます』
中原「…ゲホゲホッ…!!」
『あ……大丈夫……?』
流石にやり過ぎたよなぁ…と反省する
目覚めた中原君の体を支えながら起こす
中原「…真逆こンなにやられちまうとはな」
『……ごめん』
中原「なァに勝負に情けは無用だ」
ま、女に負けるのは癪だがなと吐き捨てられる
これは…認められてないな…。
『あ"っ…いった、い……』
嗚呼この世界でも引き継がれてしまったのか
全く…面倒臭い身体に生まれたものだ
『席…外し…ます…、』
酷い頭痛と目眩
之は幼い頃親に捨てられてから現れた症状。
私は壁を伝い歩き出す
『はぁ……ふぅ……、』
大分治まってきた…今回は早くて助かった
ずるずると座り込み考える
頭痛薬は効かないし…どうしたものか
樋口「大丈夫ですか…?」
『うん、大丈夫。』
戻ろうかな…どうしよう。
……そう言えば私の携帯は…あ、あった
携帯を見るとアベルからの連絡
自分で技を作れる…か。凄いじゃん
じゃあ之から特訓かな
『もし尾崎さんと中原君が私の事を聞いてきたら
訓練場にいますって伝えて貰っていい?』
樋口「でも…お体が、」
『大丈夫だよ』
樋口「…分かりました」
またねと樋口ちゃんに手を振って訓練場に向かう
どんな技が良いかなー。
…あー駄目だ思いつかない。
そしてとてつもなく煙草が吸いたい。
『あー眠っ…、』
少しだけ…寝てもいいよね…?
少しだけだから…と私は部屋の角で眠りについた
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suno - 神ですか? (2020年3月30日 14時) (レス) id: d57e330a5c (このIDを非表示/違反報告)
エース(プロフ) - この作品凄く面白いです!続き待ってます! (2020年2月28日 22時) (レス) id: b42abade94 (このIDを非表示/違反報告)
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