メリークリスマス ページ25
『はぁ…っはぁ』
……えろいと思ったでしょ?
ただ走ってるだけだよ。
『良平!!』
「!……走って来なくても良かったのに」
『だって…はぁ…はぁ早く会いたかったから…』
素直な気持ちを言葉にすると良平が顔を隠す
…照れてるな。
「ずるいよ…俺も会いたかった」
『最近仕事でも会わなかったもんね』
「心配したんだよ?他の男寄り付いてないかなって」
『それは私も一緒ですよーだ。』
「俺はAさん以外眼中にないよ」
『それは私もだから安心してね』
「くくっ笑……じゃあ行こうか」
手を引かれ連れて行かれたのはとある広場
クリスマス仕様に飾られた木を見るカップル達
そのカップル達を後目に私達は歩く
『どこに行くの?』
「着いてからのお楽しみ………着いたよ」
『…わぁ…!!』
空に浮かぶ綺麗な星々と大きくて丸い月
良平が見せたかったものはこれの事だ。
「あとね、はいこれ。クリスマスプレゼント」
『なーに…?……マフラー?』
「前に欲しいって言ってたでしょ??」
『よく覚えてたね…ありがとう』
「どういたしまして」
『私からも…はいどうぞ』
「開けてい?」
『いいよー』
「………手袋だ」
『この時期手冷えるでしょ?
何か手に持ってる時の方が多いしと思ってね』
「ありがとう、大事にするね」
『ふふっどういたしまして』
星々の下でやったプレゼント交換会
楽しかったし心があたたまった気がする
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