ありがとうと伝えたい ページ24
生放送が終わり
翔太は明日が早いからと帰った為
ここにいるのは私と良平。
「Aさん」
『ん??』
私との距離を縮めた良平は私を抱き締める
「やっと二人きりになれた…」
『そうだね』
「今日どうだった?」
『楽しかったよ』
「嬉しそうだったもんね」
『まあ沢山照れたけど…』
「可愛かったよ」
『もうやだ。』
するっと私の髪を退けて頬に手をあてられる
良平が私にキスをする時の合図の様なもの
好きという言葉と共に降り注ぐキスの雨
私はその雨に溺れていく
「可愛い…大好きだよ」
『私も好きだよ』
「大好きじゃないの?」
『う……大好き…だよ?』
「もう…可愛いんだから」
ぎゅっと抱き締められて嬉しさが込み上げてくる
愛されてるなぁ…って実感するから
『良平』
「ん…?」
『いつもありがとね』
「なーに急に?」
『なんか言いたくなった』
「…こちらこそいつもありがとう
これからもずっと…幸せにするからね」
なんでこんなサラッと言えるんだろう…なんてね
その意味も込めて微笑むと良平も笑ってくれる
そんな空間が私は一番好きなんだと思う
126人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ