大切な決断 ページ3
パンッ
「いっ…!!」
西園寺「しっかりしなさいよ!!」
小日向「めぐみ…?!」
西園寺「お姉ちゃんに生きてて欲しいなら…っ!大切な家族を失いたく無いなら選択肢なんて1つでしょ…!!?」
あぁ…そうか…俺は…。
姉ちゃんを失いたくない…けど怖くて
自然と逃げてしまったんだ。
めぐみさんの手をさすりごめんなさいと謝る
「痛かったでしょ…ごめんなさい。
先生…俺、姉ちゃんの可能性をかけてみたい
…費用なら俺が出します…だから、
手術…お願いしたいんですけど…、」
先生は頷いたけどここでは出来ないらしい
今は海外でしか手術が出来ないらしい
海外に行き帰ってくる費用…そして手術費
そんなの…姉ちゃんが帰ってくるなら…、
「安いもんですよ」
小日向「でも…どうやって…貯めるの…?」
ボロボロと涙を流し途切れ途切れ話す瑠夏さん
確かにどうしたらいいんだ…。
木村「俺も出す。」
「木村さん…」
「「「俺らも出すよ!!」」」
声のする方を向くといつも店で見ていた
姉ちゃんのお客さん達がいた
「…なんで…、」
鈴木「事務所の社長さんから連絡が来た」
浅沼「ごめんね良平くん」
木村「大丈夫です」
宮野「俺たち沢山お世話になったし」
福山「大切な妹、守ってやんないとな!」
姉ちゃん…いい仲間がいるじゃんか。
「でも…それでも俺…今の給料じゃ…」
西園寺「募金…。」
小日向「募金…そうだよっ!!」
「でも………いや、良いかもしれないですね」
姉ちゃんのファンの人達は良い人達だから
きっと力になってくれる…俺は信じてる。
姉ちゃんが倒れてから1ヶ月が経った
俺はいつも以上に仕事をして稼いでいた
そして周りの人達からの協力、
ファンの人達からの募金によってお金は貯まり
姉ちゃんと俺は海外へと向かう事になった
俺や姉ちゃんの事務所の社長さん
姉ちゃんの友人達、ファンの人達には
感謝してもしきれない。
この後は俺が繋げるから…待っていて…。
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