今日:13 hit、昨日:0 hit、合計:26,402 hit
小|中|大
舞台劇 ページ18
『お市は悲しゅうございます』
悲しい恋の結末
置いていかれたお市の方と置いていった浅井長政
その2人の恋物語。
『貴方が先に参るのなら…お市も参りましょう
もう何も見えぬよう…何も聞こえぬよう…
もう何も…出来ぬよう…うふ…うふふ…。』
綺麗な着物を着たAは笑う
悲しく…綺麗に。
『お市の方役美影Aでした!』
舞台劇「冷たい華」
人気声優美影Aが主演と聞いて
沢山の人が見に来て大盛況で終わった。
ただ一つ俺がイライラしている事
それは相手役が俺じゃ無いこと。
キスシーンなどが無いからまだ良いけど
あったらきっと相手を許さないだろうな
『良平!』
「お疲れ様!」
『ありがとー』
「帰る?」
『帰るー』
「じゃあ帰ろっか」
はい、と手を差し出すとふふふと笑いながら
手を取ってくれる俺の可愛い恋人さん
なんかイライラしてるのバカみたいだな
『ふふふっ』
「どうしたの?」
『この時間が1番幸せだなぁって』
「…可愛いこと言ってくれるじゃん」
『ふふっ』
いつでも可愛い恋人さんです
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
126人がお気に入り
126人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ