【文スト】元ボスの異常な日常２

82話「私と隣の住人。」 ページ39

Aside


柳「俺の名前は柳宗玄。宗ちゃんって呼んでよ」

「あ、よろしく。柳さん」


2m離れて手を挙げてそう云う


柳「顔に似合わず図太い神経してんじゃん」



今なら分かる。何故、敦が私から鏡花ちゃんを遠ざけていたか。だって私だって鏡花ちゃんをこの男に近づけたくないもん。臭くなる


信じたくは無いが___


この"柳"というインチキ臭い男と同じ人種という事に私が思ってしまった


柳「それにしてもありがとうね。助けてくれて、まぁ俺に潰されてたけど。よくまぁ、上から落ちてくる男をキャッチしようと思ったね」


探偵社の様に顎に手を当て私を舐める様に見ている。視線が怖いなぁ


「何さ、急に」

柳「まぁ、いいけどー」


一見、興味なさそうに見えるが此奴はどんな奴なのか、と疑っているのが手に取る様に分かる。太宰の方が余っ程怖いが、此奴も中々に探りを入れて来る事に怖いと思う


柳「ところで！君、」

「はぁ、なんでしょう？」

柳「何歳？」

「は？」

柳「いや、何歳って聞いてるんだけど」

「いや、何で？」


柳「うーん。ちょっと高校生らしい青臭さが残ってるから高校卒業した後？19歳ぐらいだろ？」



す、すげぇ。中ってる



「そうだけど、それが何？」



可愛らしいね(笑)、若いね、とか云う言葉が返ってると思っていた。だが、此奴は私と同じ人種。一つ斜め上を行く回答が返ってきた



柳「あぁ、良かった！



_____だってヤレル年齢だからさ、しっかり確認しないと。犯罪になっちゃう」

「お前、炙られたいの？」


なぁにが、しっかり確認しないと、だ。まぁ、年齢を確認するのはいいと思うよ。最近ニュースにもなってるからさ、性犯罪。


そう云うことじゃなぁい！！


「いやいやいや、違うでしょ。何で会ったばかりの女をそう云う目で見るかって云う話でしょ！お前にはヤルことしか頭が働かないのか！理性は無いのか！」


柳「まずは会った女に【自主規制】を【自主規制】と云う訳だよ。男にみーんなケダモノだから」

「見境なしにかい！！」




＿＿＿＿＿＿＿＿＿

作者から、

こんにちは。のりばやしです
この男"柳宗玄"を見て「あれ？こいつ文ストに居たっけ」と思った方がいると思います


柳宗玄はオリジナルキャラでは有りますが、実在していた人物です。後々、多分大切なキャラになると思います…多分


柳宗玄(むねとも、と読みます)


185cm

金髪(純金髪では無いらしい)


一言でまとめると


チャラい

83話「私と柳さん。」→←81話「私と隣の住人。」

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