77話「私と太宰。」 ページ34
Aside
私が起きたのは治療された2日後経った後の事だった。あれから偉い時間たったなぁ
「…あ、怪我治ってる」
怪我をした箇所を見てそう思う。マジ与謝野先生リスペクトだわ
__医務室での今朝の目覚めは最高だった。とてもスッキリ
「(このコンディションなら何でも出来る！！)」
そんなテンションだったので今日は寝た振りでもして仕事をしないつもりだった___が、
・ ・ ・
早速寝ようと思い布団に蹲ったがコンコンと扉の方からノックが聞こえ誰かが入ってきた
まじ誰だよ、と思いながら国木田君だったら仕事しろ、とか云うだろうと思いバレないように目を薄く開け扉の方を見る
「(何で此奴ここに来るんだ、)」
入ってきたのは国木田君ではなく、敦でもなく、ましては社長でもない
____砂色の外套姿で腕からは包帯が見え首にも包帯が巻かれている。女子受けしそうな笑みを浮かべる嫌なやつ。紛れもなく
___太宰である
探偵社では大体の社員には"君"付けで呼んでいるが、太宰を太宰君とか呼びたくない。呼んだだけで自分の口を縫いたくなる
あのね、敦はいいんだよ。友達だから(自分で言ってて恥ずかしい)
太宰は私のベットに近づき横に置いてある椅子にゆっくりと座った。笑みを浮かべて__
「(寝た振りなんかしたせいで起きるのがおっくうになってしまったじゃないかぁ)」
少々緊張した空気に起きるのが困難になってしまったA。さっさと出てけ、と思うのだった
太宰は何をしているのか、と思い太宰の方を自然な寝返りをした後、ゆっくりと薄く目を開け__
パチリッ
「(目が合ったぁああああ)」
太宰はしっかり私を捉え見ていた所、目を開けた事によって目が合ってしまった
「(何で此奴私の事見てたんだよ！思っきり目、合っちゃったじゃないか！ていうか何で私は此奴の顔色伺っているんだ！？)」
こんな汗かく事になるんだったら最初から起きてりゃよかったぁ……もういいか、
私はゆっくり目を開け太宰を捉える
「太__」
太「あれ？起きたのかい？びっくりぃ」
目が合った筈なのにオーバーなリアクションをする太宰
「いや、さっき目合ったよね？」
太「やっと起きたのかい？待ち死ぬ所だったよ」
「スルーかよ！…って待ってたの？」
太「うん。たまに気づいた時にAちゃん生きてるかな、と思うくらいだけど」
「それ、待ってたって云わないからね！？」
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のりばやし(プロフ) - 麗威さん» マジですか！こんな底辺の作品にコメントいただきありがとうございます！嬉しいです！ (2019年3月3日 0時) (
レス) id: 450ab9bd17 (このIDを非表示/違反報告)
麗威(プロフ) - 夢主の性格が面白くて、どんどん読み進められました！更新楽しみにしてます！ (2019年3月2日 23時) (レス) id: ad644a3a0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のりばやし | 作成日時：2018年3月31日 10時
