71話「私と鏡花ちゃん。」 ページ28
Aside
鏡花ちゃんは今、芥川と云った?
私は何もいわずに外へと繋がる探偵社の扉へと向かった
国「おい、A!何処に行く?」
お前はお母さんか、とツッコミたいところだか今はそんな気分じゃない
Aは口を開いた
「ちょっと、ポートマフィアまで」
そう探偵社一同に聞こえるような声で云う
ガチャとドアノブに手をかけた時、ドアノブは回らなかった。何故なら、谷崎君が開けないように抑えているからだ。ほかの者は私の身体を出ていかせないように取り押さえている
力強っ!!
ていうか離せぇぇぇぇえぇ!!なぜに芥川君がそんな事云うんだよおおおぉぉ!!
「は、離せぇぇぇぇえ!!私はポートマフィアに行くんだァァァ!!」
「芥川君に身を覚えのない走馬灯植え付けて帰ってくるからさァァァ!!」
敦「そんな事しなくて良いから!!」
江「声でかっ!!馬鹿なの?うるさいから止めてよね!」
敦「乱歩さんも手伝って下さい!」
江「やだよ」
敦「そ、そんなぁ」
国「乱歩さんの手を煩わせるな。さっさとこの馬鹿を取り押さえろ!」
取り押さえられる前にAの暴れはピタッと止まった。何故なら鏡花ちゃんが私を目を見開いて見ていたからだ
もう仲良くなれないかもしれない…
私が暴れないと分かった瞬間皆は私を取り押さえるのを止めた
すると、鏡花ちゃんの方から近づいてきた。少し恥ずかしそうにも見える
鏡「…そんな事しなくて良い」
そう云い私の袖をギュッと掴む
Aはドキリとした。不意をつかれた気分だった
鏡「でも、ありがとう」
なんだ、笑えるじゃないか
ずっと真顔で全て終わりを感じて人生は一つしかない信じられるのは自分だけ、と感じる顔つきだった。今は恥ずかしそうに上目遣いで私に向けて微笑む
鏡「あ、鼻血」
鏡花ちゃんは真顔に戻り私に向けて指差し云う
案の定、私は鼻血を出している
敦「鏡花ちゃん!危ない!」
鏡「Aの鼻から血が…」
敦「危ない!」
鏡「でも__」
敦「危ない!!」
「其れは流石に酷くないか?敦?」
そう云い私から遠ざける敦と鏡花ちゃん。だか私はじりじりと二人に近づく。比例するようにどんどん離れてく二人とも
与「おや?三角関係かィ?」
そう与謝野先生は面白い、と云いたげにしていた
谷「はは…」
何を思ったか、乾いた笑みを浮かべる谷崎だった
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のりばやし(プロフ) - 麗威さん» マジですか!こんな底辺の作品にコメントいただきありがとうございます!嬉しいです! (2019年3月3日 0時) (レス) id: 450ab9bd17 (このIDを非表示/違反報告)
麗威(プロフ) - 夢主の性格が面白くて、どんどん読み進められました!更新楽しみにしてます! (2019年3月2日 23時) (レス) id: ad644a3a0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:のりばやし | 作成日時:2018年3月31日 10時