61話「私と中原中也。」 ページ18
NOside
太「表舞台に一度も現れなかった志賀家が一人ポツンと現れたAちゃんの事が知りたくてねぇ。
あいにく志賀家の事知らないんだよね私」
中「手前がマフィアにいた時にも志賀のボスは何回か見た事あっただろ?何でまた…」
そう否定する中也だったが太宰が考えていることは違う
太「そうじゃなくて、面白いと思わないかい?彼女」
中「別に面白くねぇだろ」
嫌々そうに云う
太「あ、中也には分かんなくていいよ」
中「どう云う事だよ!?」
太「だって敵だもん。あと何で私が志賀のボスを調べらきゃいけないか、分かる?中也」
中「…ッわかんねぇよ」
ヘラヘラと笑っていた太宰が真面目な顔つき、いや何処かイヤそうな顔つきで云う。そう云う所もすべてひっくるめて嫌いだと思う中也
ワンテンポ置き話し始める太宰
太「私は志賀のボスが嫌いだからだよ」
中「嗚呼、何か毛嫌いしてたな。それと何も関係ないだろ」
太「馬鹿だなぁ、中也は。だから小さいんだよ」
中「今、背は関係無いだろ!!」
太「ふっ…背の事なんて云ってないけど、やっぱり気にしてるのかい?」
太「しかもAちゃんにも背抜かされてたよね?」
中「分かった。手前は百回殺すッ!!」
Aがボスとは探偵社だけなら知ってる情報だ。太宰が毛嫌いしているのはAでは無いもっと違う所からきている。つまりAでは無い謎の存在
Aがボスだと聞いた時から思っていたのだ。
___何故、あんなにも____違うのか。
中「それとあの志賀の野郎と何が関係あるんだよ。見た所只の女じゃねぇか」
太「教えなぁーい」
中「てっめぇ!散々俺に云わせといて」
時は遡り
太宰は昔、志賀のボスを少しだけ尊敬していた年があった。だかそれは気の迷いだった
見た事があっても会って喋る事は一切なかった。会って話をすれば嫌うことはなかったのに。これは偏見だかお互いに嫌いあっている様に見える
Aではなく____
太「彼女の秘密を知ってる私を殺したら中也も殺されるなぁ」
中「結局手前の思い通りになっただけじゃねぇか」
太「その通りだよ。中也の思い通りなんて絶対させないし、ならないよ」
中「死んどけッ!!」
太「喜んで」
毎度毎度イラつく発言だと思う中也だった
一方のAは何処に連れて行かれたのか___それを知るのはAしか知らない
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のりばやし(プロフ) - 麗威さん» マジですか!こんな底辺の作品にコメントいただきありがとうございます!嬉しいです! (2019年3月3日 0時) (レス) id: 450ab9bd17 (このIDを非表示/違反報告)
麗威(プロフ) - 夢主の性格が面白くて、どんどん読み進められました!更新楽しみにしてます! (2019年3月2日 23時) (レス) id: ad644a3a0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:のりばやし | 作成日時:2018年3月31日 10時