せんせー。【プロセカ】【百合】【草薙寧々】 (ページ9)

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『おはよう寧々ちゃん』

『今ド深夜だけど…』

『まぁまぁ細かい事は気にするな』

重い腰を下ろし寧々ちゃんの髪の毛に手を通す。

やっぱり綺麗…。

寧々ちゃんの顔を見るとパチッと目が合う

まつ毛長い小さな鼻にぷるんとしてる唇

全てがいいバランスで芸能人より

可愛いし綺麗。

正直羨ましい昔の私も自分で言うのもなんだか

美人な方だったでもいつからか現実に疲れて

髪はバサバサろくに化粧もしない

目の下にはくまがある、

オマケに煙草を吸うので常に服には煙草の匂いが

染み付いてる。

『…A』

『ん何??』

『ちょっと見すぎ』

軽く染まった頬を隠すように下を向く寧々ちゃん

それを阻止するように彼女の顎をｸｨと上げる

まぁ顎クイだ

ビックリしている彼女の顔をじっーと眺める

『目逸らしちゃだめ』

『っ!!!!』

今の私は可笑しいのかも知れない。

彼女への羨ましい気持ちともう気づいている

彼女が私へ向ける本来異性へ向けるべきの好意

それを利用してぽっかりと空いた心の穴を

埋めようとそう考えてる。

教師失格いや人間失格と言われてもいいレベルだ

きっといや絶対類くんが私たちが話して

出して欲しかった結果はこれじゃない

彼が予想してたのはもっと綺麗で

幸せなものだろう。

でも今私の中で出たものは

もっとドロドロした汚いもの

自分の欲で自分の自分勝手で決めた

醜いもの。

頬を真っ赤に染めてる彼女にそっと

触れるだけのキスを