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ついにツアー最終日
客席は満員だし、グッズ販売もありがたいことに午前中で完売
最終日か、となんだかしみじみしている横で、
ワクワクしているような気がする万さん
最初の衣装に着替えてメイク一通りしてもらって鏡の前に立つ
『丈短くない…?てか、厚底すぎない?
私万さんと身長変わらんよ…』
「足長過ぎて怖い」
『え』
「うそうそ、冗談。似合ってるよ」
『ふふっ、どっちが本音かわかんないよ』
本番はあっという間に過ぎた
最後を歌い終え、1度袖にはける
すると、直ぐにアンコール、と客席から声が聞こえた
『万さん、どうしよう本当に終わっちゃう…』
「大丈夫、全力で楽しんでおいで
最後にスクリーン見るのを忘れずに」
『?わかった。行ってきます!』
「行ってらっしゃい」
万さんとハイタッチをしてキラキラしたステージへ向かう
同時に機械音が流れる。
間奏や前奏を長く作ったこの曲が最後にふさわしいと思った。
『皆様、アンコールありがとうございます。
次で、本当に最後です。
5周年を迎えられたのは皆様がいてくださったこそです。
これから先も、沢山音楽を作るので、
沢山聞いてください!
それではアンコールにお答えしまして、
ECHOです。』
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作者名:ReePhantom | 作成日時:2023年10月5日 23時