アホ毛で天然なのにかっこよくて優しいとか………惚れちゃうじゃないのォ！！【神威】

奈良ハプニング！２ ページ10

貴「ど、どうすれば…」

威「大丈夫ですか？！」

妊婦「い、痛い…
お腹が…痛い…」

貴「まさか！」

私は神威にケータイを渡した。

貴「神威！
病院に電話して！！
それと、下にいる皆に銀八を呼んでっていって！」

威「わ、わかったよ！」

貴「大丈夫です！
今、救急車をよびますから！」

妊婦「うぅ…」

威「皆！
急いで銀八を呼んできて！」

土「わかった！」

妊婦さん…苦しそう…

なんだか涙が…

銀「どうした？！」

貴「銀八！
この人が急に！！」

銀「落ち着け！
救急車は？！」

威「さっき呼んだよ！」

銀「おい、大丈夫か？！」

妊婦「お腹が…痛いんです…」

貴「あ！
銀八、救急車！」

医「大丈夫ですか？」

妊婦さんは救急車の中に運ばれていった。

銀「お前らは先行っとけ。
俺は病院行くから。」

貴「やだ！
私もいく！」

私は涙を流しながら銀八に訴えた。

貴「このまま黙って行けない！
私も行きたいの！
おねがい！」

威「俺も行く！」

銀「ったく…」

銀八は白髪頭をかいた。

銀「その代わり、晩飯のプリンよこせよ。」

貴「う、うん！^^」

私達は救急車に乗り込み、一緒に病院へ行った。




貴「妊婦さん…大丈夫かな…」

威「大丈夫だよ、きっと。」

銀「…………」

すると、中から赤ちゃんの泣き声が…

貴「わぁ！
よかったぁ！！」

医「貴方達が救ってくれたですね。
どうぞ中に。」

私達は中に入っていった。

女性「助けてくれてありがとうございました。
おかげで無事に終わりました^^」

貴「無事に産まれて良かったです。
男の子ですか？女の子ですか？」

女性「女の子よ^^
もしよかったら、貴方の名前を付けていいかしら？」

貴「私で良ければ。」

女性「うれしい。
貴方のお名前は？」

貴「Aです。」

女性「Aさんね。
いい名前ね。」

貴「ありがとうございます^^」

女性「そろそろ行かなくちゃ。
また会えたら会いましょ。」

貴「はい。」

私は病院から出て、旅館に行った。

銀「A、なんであんとき泣いてたんだ？」

貴「……前にちょっとあってね。」

威「へぇ…」

貴「あぁ！
良かった！！」

このことは、ニュースで話題になったとか。

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