【299】__BAE SIDE ページ42
アン「ただいま〜」
リビングにいる2人にそう声をかけたアン。2人は「おかえり」と言いながら振り返り、アレンは「げっ」と声を張り上げた。
アン「また買ったのかよ!つーか多っ!?」
夏準「置き場所がなく散らかさないでくださいよ。うちにはレコードだのCDだのを散らかす人が1人いるんですから。2人もいりません」
アン「大丈夫、大丈夫。僕はちゃーんと仕舞うからさ」
アレン「………おい、その一人って俺の事かよ」
「おや?他に誰が?」と意地の悪い笑みを浮かべる夏準。しかし事実であるため言い返せず、ぐぬぬと黙り込むしかないアレン。
そんな2人を横目に、「今日は最高だったなー」と呟き、鼻歌交じりで買ってきた飲料水を冷蔵庫に仕舞うアン。
夏準「随分と機嫌がいいですね」
アレン「どーせ、新作のコスメ買えたーとかそんなんだろ?」
「よく買うよなぁ」と呟くのに対し「貴方が言えませんよ」とさらっと言う夏準。
ほどなくしてにらみ合う2人の方をニマニマとした笑みを浮かべ、「そうでしょー」と言うアン。あまりのご機嫌な様子に、やや引き気味になりながら見る2人。
アレン「ど、どうしたんだよ。上機嫌すぎないか?」
夏準「只のショッピングで、そんな風になりますか?貴方」
アン「ふっふふふ……なーいしょ♡」
天使のような笑みを浮かべ、唖然とする2人に投げキッスをし「お風呂先に入るねー」と自分の部屋の方へ駆けこむアン。その後ろ姿を眺めていた2人は、
アレン「…アイツ、どうしたんだ」
夏準「何か悪いものでも食べたんでしょうか」
「今日は消化のいいものを作りますか」、と言う夏準と「頼むわ」というアレンだった。
**
部屋に戻ったアンは、買い物袋を置き、ベッドに飛び込む。
スマホを弄りながら、先ほど撮影した照れ顔で実里に怒鳴っているAの写真を見ていた。
アン「へへっ、これは僕だけの秘密ね」
ニシシッと呟きながら、その写真をアルバムに保存したのだった。
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テルミヤコウジ(プロフ) - らむねさん» 評価1回しか押せないのにそんな何度も・・!ありがとうございます!更新頑張ります! (2021年12月2日 23時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
わらわら - こんわ!毎日見てます!あのポケカラとゆうアプリなんですけど、、歌わなくっていいので!そのメッセージでなりきりしませんか?私のは「栗花落アリス」って書けばでます!オーバーでしたらいらないやつを消してください (2021年12月2日 21時) (レス) id: 8f9b2ed954 (このIDを非表示/違反報告)
らむね - 何回も何回も評価押しちゃう...。更新楽しみにしてます!頑張ってください! (2021年11月29日 23時) (レス) id: 663a3c4de7 (このIDを非表示/違反報告)
テルミヤコウジ(プロフ) - ゆいゆいさん» 折角お誘い頂けたのに、すいませんでした!ありがとうございます (2021年11月25日 14時) (レス) id: a3dd506789 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいゆい - テルミヤコウジさん» 別にいいですよ!これからも読み続けるので頑張ってください! (2021年11月25日 14時) (レス) id: 9bf949a5b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:テルミヤコウジ | 作成日時:2021年11月21日 21時