【298】 ページ41
実里「普段はツンツンばっかりな子だけどねぇー、自分のお兄ちゃんにはデレデレなのよねぇ」
『おい!』
アン「へーお兄さんいるんだ」
実里「も〜本当にデレデレよ。ツーンとした一匹狼なのに、彼の前でシュンとした兎みたいでねぇ。怒られてる時とかプルプル震えてて」
『マジでぶっ飛ばすぞ、オカマ』
対に座る実里の胸ぐらをつかみ上げ、ドスの低い声で脅す。恐怖を感じた様子のない実里は胸ぐらをつかまれたまま、パフェを食べ進める手を止めず、Aのいらだちを加速させる。
「ふぅーん」と、2人の様子を眺めつつ、そっとスマホを取り出す。
アン「Aはお兄ちゃんには弱いんだね〜」
『ちがう!』
実里「頭撫でられてる時とか、子猫みたいな反応してる癖に〜」
『おまっ、いいんだよな?そこまで煽るって事はいいんだよなぁ?』
手にしたフォークを実里の顔面に突きつけようとするAだが、それを抑え、ギリギリと押し問答する2人。非常に慌てた様子のAをパシャッと写真に収めたアンは、ふふっとほくそ笑む。
アン「Aって、ブラコンなんだぁ〜そっかぁ」
『違うってば!』
アン「ふふっ、Aの弱点知っちゃった」
「秘密だね♡」と妖艶な笑みを浮かべるアンに、だぁあと阿鼻叫喚という様子で叫び、髪をかき上げるA。そんなAに大笑いしたアンは、スマホをさっと鞄に直し、目の前にパフェに手を伸ばした。
アン「…うん、やっぱりおいしい〜♡」
82人がお気に入り
「オリジナル」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
テルミヤコウジ(プロフ) - らむねさん» 評価1回しか押せないのにそんな何度も・・!ありがとうございます!更新頑張ります! (2021年12月2日 23時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
わらわら - こんわ!毎日見てます!あのポケカラとゆうアプリなんですけど、、歌わなくっていいので!そのメッセージでなりきりしませんか?私のは「栗花落アリス」って書けばでます!オーバーでしたらいらないやつを消してください (2021年12月2日 21時) (レス) id: 8f9b2ed954 (このIDを非表示/違反報告)
らむね - 何回も何回も評価押しちゃう...。更新楽しみにしてます!頑張ってください! (2021年11月29日 23時) (レス) id: 663a3c4de7 (このIDを非表示/違反報告)
テルミヤコウジ(プロフ) - ゆいゆいさん» 折角お誘い頂けたのに、すいませんでした!ありがとうございます (2021年11月25日 14時) (レス) id: a3dd506789 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいゆい - テルミヤコウジさん» 別にいいですよ!これからも読み続けるので頑張ってください! (2021年11月25日 14時) (レス) id: 9bf949a5b3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:テルミヤコウジ | 作成日時:2021年11月21日 21時