【297】 ページ40
NO SIDE
実里「やだ〜かわいい〜！」
アン「ねー！映えるね〜！」
『…デ、ッカ』
隣に座るアンと目の前の実里がウキウキとした声を発する中、一人冷静な感想をだすA。３人の目の前には、生クリームとバニラアイス、多彩なフルーツがこれでもかという程に乗せられたデカ盛りパフェ。とても３人で完食できる量とは思えない。
『こ、これ…本当に３人で食べるの？』
実里「なによー、これくらい楽勝でしょ？」
アン「そうそう。スイーツは別腹っていうでしょ？」
『いや言葉の使いどころ間違ってる気がするんだけど…』
実里「ゴタゴタ言わないで食べるわよ、アイス溶けちゃう」
頂上にそえられるソフトクリームがやや溶け出しているのをみて、「いただきまーす！」と言葉の後、スプーンを手にする実里とアン。やや引き気味に見ていたAも、スプーンを手に、溶けだすアイスを掬った。
アン「甘い〜！」
実里「う〜ん、美味しいわねぇ」
頬を緩ませる２人を横目にしつつ、一口頬張る。
ヒンヤリとした感触と同時にバニラとチョコースの程よい甘さも広がる。ゴクリと飲み込み、同様に頬を緩ませ、『美味しい』と呟くA。
柔らかな 笑みを浮かべるAを微笑ましそうに見るアンは「笑うと可愛いよねー」と呟く。突然呟いたアンの言葉に驚き、飲み込んだばかりのアイスを詰まらせ、咳込む。
『ゴホッ…っ、い、いきなり何』
アン「Aって普段ツンケンしてて、全然笑わないけどさ、笑うとすっごく可愛いじゃん。普段からその顔でいればいいのに」
『……い、いや、別に私は』
アン「なんでモジモジしてんの？・・あっ、ひょっとして照れてる？Aって案外照れ屋さんでもあるの？」
『はぁ？！そんな訳「そうよ、この子ってツンツンデレデレの照れ屋なの」おい』
否定しようとするAの言葉に被せ、実里が機嫌よく言う。
余計な事を言うな、というAの鋭い視線を無視して、「この子ってばさぁ」と語り出した。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 82人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「オリジナル」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
テルミヤコウジ(プロフ) - らむねさん» 評価１回しか押せないのにそんな何度も・・！ありがとうございます！更新頑張ります！ (2021年12月2日 23時) (
レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
わらわら - こんわ！毎日見てます！あのポケカラとゆうアプリなんですけど、、歌わなくっていいので！そのメッセージでなりきりしませんか？私のは「栗花落アリス」って書けばでます！オーバーでしたらいらないやつを消してください (2021年12月2日 21時) (レス) id: 8f9b2ed954 (このIDを非表示/違反報告)
らむね - 何回も何回も評価押しちゃう...。更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2021年11月29日 23時) (レス) id: 663a3c4de7 (このIDを非表示/違反報告)
テルミヤコウジ(プロフ) - ゆいゆいさん» 折角お誘い頂けたのに、すいませんでした！ありがとうございます (2021年11月25日 14時) (レス) id: a3dd506789 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいゆい - テルミヤコウジさん» 別にいいですよ！これからも読み続けるので頑張ってください！ (2021年11月25日 14時) (レス) id: 9bf949a5b3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：テルミヤコウジ | 作成日時：2021年11月21日 21時
