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実里「あれ?Aじゃない、珍しいわねこんなところで」
『うわっ、最悪』
思わず言葉に出てしまう程この再会は望んでなかった。私の言葉が不服なのか、アンと同等の紙袋を持った実里が近づいてきた。
実里「ちょっと最悪とはどういう事よ。そーいえばこの間、アンタからのお代は貰ってないわよ!」
『依織さんから貰ったんじゃなかったの』
実里「あれは依織ちゃんからよ。アンタからのお代がまだだってのよ」
「Aちゃんの分も俺が払ったったから〜」とか言ってたぞ、あの人。この銭婆…いや銭オカマが。
アン「A、誰?この人、知り合い?」
『……あー、一応』
実里「あら?もしかしてBAEのanZちゃん?やだー、本物?顔ちっちゃくてほんとうに可愛いわね〜」
アン「えー、嬉しい〜!あなたもすっごく綺麗ですよ!お肌プルプルですね!」
実里「あら、嬉しいわねぇ〜!」
声聞いても女に聞こえないのに、何も反応せず受け答えしてる…というか意気投合してるし。
実里「私は関彰 実里よ。職業は医者、このことは仕事の関連でしょっちゅうあうの。気軽にみのりんでいいわよ。タメでも全然OK♡」
アン「へぇ、お医者さんなの!それじゃあお言葉に甘えて、僕はアンでいいよ!みのりん♡」
「「よろしく〜」」
男の娘とオカマ……。何か共通することがあるのか、それとも元々性格の一致があるのか今日始めてあったとは思えない位仲良くなってる。
嫌な予感がするのは気のせいではない。よし、帰ろう。
『そんじゃ、あとはお二人で…』
アン「は?どこいくの」
実里「ここで会ったがいい機会よ。アンちゃんと一緒にアンタのメイク一式を選んであげる」
「20の小娘が自分にあうメイク道具も持ってないとかありえない!」と怒鳴られ、2人に手首を掴まれ、そのまま店へ連行される。
ああ、もう事務所で待っているリックに合いたい。モフモフしたい。
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テルミヤコウジ(プロフ) - らむねさん» 評価1回しか押せないのにそんな何度も・・!ありがとうございます!更新頑張ります! (2021年12月2日 23時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
わらわら - こんわ!毎日見てます!あのポケカラとゆうアプリなんですけど、、歌わなくっていいので!そのメッセージでなりきりしませんか?私のは「栗花落アリス」って書けばでます!オーバーでしたらいらないやつを消してください (2021年12月2日 21時) (レス) id: 8f9b2ed954 (このIDを非表示/違反報告)
らむね - 何回も何回も評価押しちゃう...。更新楽しみにしてます!頑張ってください! (2021年11月29日 23時) (レス) id: 663a3c4de7 (このIDを非表示/違反報告)
テルミヤコウジ(プロフ) - ゆいゆいさん» 折角お誘い頂けたのに、すいませんでした!ありがとうございます (2021年11月25日 14時) (レス) id: a3dd506789 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいゆい - テルミヤコウジさん» 別にいいですよ!これからも読み続けるので頑張ってください! (2021年11月25日 14時) (レス) id: 9bf949a5b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:テルミヤコウジ | 作成日時:2021年11月21日 21時