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NO SIDE
依織「ごくろーさん。おーきにな」
『別に、ちょっと合間でしたし』
依織「そんな不貞腐れた顔せんと。ちょびっと俺と話するだけやん」
『それが一番疲れるんですよ』
「冷たいなぁ」とぼやく依織を横目に、Aは抹茶大福を頬張る。
抹茶の渋みと餡子の持つ上品な甘さを口内で楽しみ、不愛想だった頬を緩ませる。
その変化に気付いた依織も同じように緩ませ、「俺のもやるで」と自分の抹茶大福をAの皿にのせた。
『えっ……い、いや、そんな２つも…むぐっ』
依織「遠慮せんでええから食えって」
乗せられた大福を見て、パッと目を輝かせたがすぐに遠慮の言葉を口にするA。その口に無理やり大福を突っ込む依織。
何か言いたげな目をしつつもモゴモゴと口を動かし、大福を頬張る。
依織「うまいやろ？」
『……おいしいです』
依織「そら、行幸。さて、と……」
「真面目な話しよか」と言い、棚の引き出しから2、3枚の書類をAの前にだす。
その書類に添えられていた数枚の写真を見て、ゲンナリとした様子を見せた。
『甘味物を食べた人の前で見せますか？』
依織「気にせえへんやろ？あ、でも吐くんやったらこのゴミ箱つこうてな」
『吐くか。何年見てきてると思ってるんですか』
嬉しくないけど、と言いながらその写真に触れる。
写真には…言葉に言い表せない程、惨たらしいモノが映る。
それは、男性の姿。だが、その姿は異常をきしている。
身体の半分が白濁色をした結晶のようなものに侵食されている。
『…メタルの浸食、か。これいつのですか』
依織「見つけたんわ、3日前や」
『色が汚いですね…これ違法ですか』
依織「流石〜若きファントメタルの技師さんやなぁ〜」
『茶化すな』
射る様な瞳で睨むAに「すまん」とヘラヘラと口元を緩ませながらも、その目は一切笑っておらず、真摯に写真を見ている。
依織「お察しの通り、それは違法メタルの浸食や。本物とは明らかに侵食の仕方も違うし、何よりも…」
『細胞に侵食したにしては、結晶の色と輝きが濁り過ぎてる。これは、細胞ってより肌からの浸食ですね』
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らむね - 善さんはなにを知っているんだろう...。続き楽しみです！ (2021年10月20日 16時) (
レス) @page49 id: 663a3c4de7 (このIDを非表示/違反報告)
テルミヤコウジ(プロフ) - らむねさん» ありがとうございます！拙い文字力ではありますが、楽しんでもらう様に続き頑張ります！ (2021年10月3日 22時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
らむね - いえいえ！オリジナル要素たくさんで逆に面白いです！毎回わくわくしながらみてますよ！なので問題なしです！！ (2021年10月3日 15時) (レス) @page32 id: 663a3c4de7 (このIDを非表示/違反報告)
テルミヤコウジ(プロフ) - らむねさん» ご期待に添えられるように、頑張って考えて書きます！でも、オリジナル要素多すぎなので置いてきぼり展開になったらごめんなさい_(._.)_ (2021年10月2日 22時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
らむね - コードの事ばれちゃった…どんな展開になるのか楽しみです！ (2021年10月1日 15時) (レス) @page29 id: 663a3c4de7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：テルミヤコウジ | 作成日時：2021年9月14日 20時
