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ASIDE
『それじゃあ私はこれで「兄貴―!!」…?』
早々と立ち去ろうとしたが、廊下奥から大声が響く。そのすぐ後、バタバタと激しい足音と共に玄関前に伊藤紗月と玲央が現れた。遅れて、柾木北斎も現れる。
善「こら!廊下は走らないといつも言っているだろう!」
『(…だから母親かよ、アンタは)』
依織「どうしたんや?そないに慌てて」
紗月「じ、実は……て、なんでお前がここに」
お前が、という部分で私を見て叫ぶ伊藤紗月。
『前にちょっと世話になったから、お礼参りに。でも今日はもう帰るつもりだから、お家の騒動はそっちで…「Aちゃん!」聞けよ』
話を遮ってくる玲央に対して鋭いツッコミを入れるが、党の本人はさほどきにしたようすはない 。
玲央「Aちゃんって、萬屋さんなんだよね!?」
『…まぁ、職業はそうだけど今はちょっと「じゃあ依頼聞いてよ!」いや、だから聞いて』
玲央「シロがいなくなっちゃったんだ!」
『…シロ?』
何その犬につけられそうな定番な名前。
何の事かと依織さんを見たら「うちの猫や」と言われた。いや、猫かい。
『いなくなったって…どこかで日向ぼっこでもしてるんじゃないの?屋根の上とか』
紗月「それはさっき探したよ!」
『探したのかよ』
北斎「シロは…とっても小さくてすばしっこい。だから家の隅っことか屋根の上とか登ったりする事はある……けど、今回はどこにもいないんだ」
善「あの子の事だから箪笥の中とか、洗濯機の中とかに入り込んでいるじゃないのかい?」
『猫って身軽ですからね』
依織「まぁ、Aちゃんのリック君ほどやないで」
うちの
ただでさえワチャワチャと暴れ回るのに………まぁ、そこが可愛いんだけど。
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らむね - 善さんはなにを知っているんだろう...。続き楽しみです! (2021年10月20日 16時) (レス) @page49 id: 663a3c4de7 (このIDを非表示/違反報告)
テルミヤコウジ(プロフ) - らむねさん» ありがとうございます!拙い文字力ではありますが、楽しんでもらう様に続き頑張ります! (2021年10月3日 22時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
らむね - いえいえ!オリジナル要素たくさんで逆に面白いです!毎回わくわくしながらみてますよ!なので問題なしです!! (2021年10月3日 15時) (レス) @page32 id: 663a3c4de7 (このIDを非表示/違反報告)
テルミヤコウジ(プロフ) - らむねさん» ご期待に添えられるように、頑張って考えて書きます!でも、オリジナル要素多すぎなので置いてきぼり展開になったらごめんなさい_(._.)_ (2021年10月2日 22時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
らむね - コードの事ばれちゃった…どんな展開になるのか楽しみです! (2021年10月1日 15時) (レス) @page29 id: 663a3c4de7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:テルミヤコウジ | 作成日時:2021年9月14日 20時