【181】＿＿四季SIDE ページ22
『学校、行ったことないから』
そう聞いた時、自然と「失礼な事を聞いた」と考えてしまった。
慌てて謝るとAさんは笑って許してくれる。
あの時も、謝る僕を気遣いながら話してくれた。
学校に行くのは普通の事なんだろう。けど、全員がそうなわけじゃない。
オーナーはいつも言っていた、人には人の生き方があるって、だから自分の固定概念だけで判断しちゃいけないって。そうなのに、僕は僕自身の普通に囚われた。
実際、何も思っていないかもしれないけども、そうだけども……本当に僕はどうして、いつもこうなんだろう。誰かに気遣わせてばかりな気がする。
こんな僕だから、“あの時”だって＿＿＿＿
『教科書、ちょっとだけ見ていい？』
そう言い、僕のノートを見ていた視線を僕の顔に移す。
間近にあった彼女の顔に体がドクドクと熱くなるのを感じた。それを隠すように、教科書を彼女に手渡す。
ペラペラと教科書を捲っているだけなのに、さまになる。
時折、数式の文章を興味深そうに見ながら、顎に手を置いている。
四季「……本、好きなんですか」
聞こえるか分からない位の小ささで、彼女に説いた。
僕の言葉に気付いた彼女は、小さく笑みを浮かべて「好きだよ」と告げる。
『というより、新しい知識が増える事は好きだ。だから、独学でもずっと勉強してきた。自分の知らないことがまだまだあると分かると、自然とやる気が出てくるしな。
四季は、本は好き？』
四季「は、はい。図書館なんかでも、借りてますし……たまに、オーナーがおすすめの本を貸して下さることがあるんです」
『あぁ、あの教授さんか。確かに色々と知ってそうだ』
大学の教授だもんな、と呟くAさん。
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テルミヤコウジ(プロフ) - らむねさん» せ、宣伝下さりありがとうございます！お友達BAE推しなんですね！もしこちらに赴く機会があればぜひとも仲良くしたいです！（笑） (2021年9月13日 19時) (
レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
らむね - アレン推しなんですね！私の友達にもBAE推しの子がいて仲良くなれそうですねwwwもちろんその子にもこの小説おすすめしましたよ！ (2021年9月13日 16時) (レス) id: 663a3c4de7 (このIDを非表示/違反報告)
テルミヤコウジ(プロフ) - らむねさん» 椿さん、出したかったんです！情報全然ないからキャラクターつかめてるか分からないですけど…。コズメズ好きなんですね！私はアレン推しです！ (2021年9月10日 23時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
らむね - 椿さんがでてくるとは....。椿さん結構好きなので嬉しいです！でも推しは那由汰＆珂波汰ですw (2021年9月10日 21時) (レス) id: 663a3c4de7 (このIDを非表示/違反報告)
テルミヤコウジ(プロフ) - らむねさん» らむね様！本当に何度もコメント下さりありがとうございます。夢主さんのイメージを気に入ってくださり、光栄です！今後とも頑張っていきますので、よろしくお願いします！ (2021年9月5日 20時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：テルミヤコウジ | 作成日時：2021年8月17日 23時
