検索窓
今日:3 hit、昨日:12 hit、合計:59,460 hit

【162】 ページ3

神林「……38度5分、当然だな」
『‥その程度、別に』
神林「37度越えたらほぼ平均越えてんだよ。いいから寝てろ、実生の奴も絶対安静って言われただろ」



頭をやんわりと掴まれ、そのまま寝ているように指示をされる。
そのままリュウを引き摺り、部屋を出る神林。そして、手にアクエリを握った四季はAに近づく。



四季「こ、これ…その、飲めますか?あっ、ストローもありますよ」
『…あぁ、飲める。悪い』



態々ストローを突き刺してくれたアクエリを受取り、ゆっくりと飲み込んでいく。
一口飲むとフゥと息を吐き、近くの机に置く。



四季「…だ、大丈夫‥じゃないですよね、すいません」
『……別に、これ位はまだ大丈夫だ、気にするな。それより悪いな、これ。後で払うよ』
四季「い、いやいいですよ!そのマスターが買ってきてくれたものですから!じゃ、じゃあまた後でお粥届けに来るので」
『お、おい』



呼び止める間もなく、四季も部屋から出て行った。
はぁと溜息を吐くAは枕に体を埋める。すると、モゾモゾと背中に感じる柔らかな感触。

よく見るとリックだった。



『お前いつから……はぁ、潰すぞ』



手で救い上げ、自身の顔の前に持ってくる。
ペタペタと小さな手でAの顔を触りつつ、満足したのか、枕の近くで眠りにつくリック。そんなリックの頭を指で撫でる。

ふと、枕元に放りっぱなしだったスマホ開いてみると、大量メールと着信の数にゲンナリしつつ、無視して、ケータイをその辺に投げた。



『怠いなぁ』


ゴロリと横向けに寝転がり、扉の方をジッと見つめる。
だが、次第に眠気が襲ってきたのか、瞼をゆっくりと降ろして再び眠りについていった。

【163】→←【161】



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (68 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
105人がお気に入り
設定タグ:パラライ , ParadoxLive
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

テルミヤコウジ(プロフ) - らむねさん» せ、宣伝下さりありがとうございます!お友達BAE推しなんですね!もしこちらに赴く機会があればぜひとも仲良くしたいです!(笑) (2021年9月13日 19時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
らむね - アレン推しなんですね!私の友達にもBAE推しの子がいて仲良くなれそうですねwwwもちろんその子にもこの小説おすすめしましたよ! (2021年9月13日 16時) (レス) id: 663a3c4de7 (このIDを非表示/違反報告)
テルミヤコウジ(プロフ) - らむねさん» 椿さん、出したかったんです!情報全然ないからキャラクターつかめてるか分からないですけど…。コズメズ好きなんですね!私はアレン推しです! (2021年9月10日 23時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
らむね - 椿さんがでてくるとは....。椿さん結構好きなので嬉しいです!でも推しは那由汰&珂波汰ですw (2021年9月10日 21時) (レス) id: 663a3c4de7 (このIDを非表示/違反報告)
テルミヤコウジ(プロフ) - らむねさん» らむね様!本当に何度もコメント下さりありがとうございます。夢主さんのイメージを気に入ってくださり、光栄です!今後とも頑張っていきますので、よろしくお願いします! (2021年9月5日 20時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:テルミヤコウジ | 作成日時:2021年8月17日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。