検索窓
今日:16 hit、昨日:23 hit、合計:78,852 hit

【DESIRE】13__アン&アレンSIDE ページ42

アン「……ごめん、ちょっと熱くなり過ぎた」

『ま、気持ちは分かるが、ここではやめてやれ。あぁいう奴等にとってお前等みたいな奴は毒なんだ』

アレン「……あぁいう奴等って」

『職も家族も、何もかも失って、こんな奈落に落ちるしかない奴等だよ。綺麗に着飾って、血色もいい人間はここにはそういない。だから大人しくしとけって言ったのに』



フゥとタバコを取り出し、1本吸う。
次第に気分が落ち着いたのか、一度立ち止まった。



『……いや、あそこで待っておけと放置したのは私だな。悪かったな』

アレン「い、いや…Aが謝る必要ねぇよ………もとはと言えば俺のせいなんだし」

アン「そ、そうだよ。謝られても困るよ…僕らが騒いだせいで、お金もあいつらに払っちゃってたし…本来は僕らが詫びをするもんで」

『はい。謝ったからチャラ、貸し借りなし。よって、シンミリタイム終了』



とっとと行くぞー、と背を向け歩き出すA。
その切り替えの早さにポカーンとしていた2人だが、やがてクスリと笑い出し、その背を追いかけた。




アン「Aって、やっぱ優しいよね」

『私は寛大なんでね』

アレン「それ自分で言うか…?」

『言っておくけど、アレン。メタル回収し終えたら迷惑料として5万円払えよ』

アレン「え!?な、迷惑料って…!?」

『10万しっかりと払えよ』

アレン「増えてんじゃねぇか!!」

『1秒ごとに+5万ずつだ』

アレン「何だよ、そのルール!絶対詐欺だろ!!」

『失礼だな。今、私が決めたルールだ』

アレン「詐欺じゃねぇか!!」




ギャアギャアと叫ぶアレンと冷めた態度であしらうA、そんな2人を見つつまた笑いを浮かべたアンだった。

【DESIRE】14__cozmez→←【DESIRE】12__アン&アレンSIDE



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (72 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
96人がお気に入り
設定タグ:パラライ , ParadoxLive
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

テルミヤコウジ(プロフ) - KARAKARA666_さん» ありがとうございます!これからも更新続けていきますので、よろしくお願いします! (2022年1月9日 9時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
KARAKARA666_(プロフ) - 素敵な作品を作ってくださりありがとうございます。これからも楽しみにしています (2022年1月8日 2時) (レス) id: c4cee0671b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:テルミヤコウジ | 作成日時:2021年7月17日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。