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【DESIRE】9__アレンSIDE ページ38

アレン「なんだよ」

『…いや、昨晩珂波汰に会ったんだけど』

アン「え、うそ!?メタル持ってた!?」

『いや、それは確認してないけど…。なんか苛々してたから、BAE……特にお前の名前出した時
に』

アレン「おれの?」

『あぁ、なるほどね。だから苛々してたのか…』



そりゃこんな大馬鹿見たらなぁ、と俺の方をジッと見ながら言ってきた。
聞こえないようにいえよ、せめてそこは!



『で?私に何を?』

アン「決まってるでしょ、取り返すの!メタル!」

『……いや、だからなんで私に連絡した?』

アン「萬屋でしょ、協力して。しかも珂波汰と知り合いみたいだし、場所分かるでしょ?」

『そりゃ住処は知ってるけど』

アン「なら決まり!僕の情報でスラムのどの辺かは知ってるけど、家までは調べられなかったからさ」



本当は調べて貰うつもりで呼んだけど…まさか家知ってたとは…アンの奴、儲けたみたいな顔して…。



『……………………依頼料と迷惑料で1万だ』

アレン「高っ!?」

『スラムにいる奴等の情報は基本高い。しかも安眠妨害されたし』

アレン「それ完全に私情だろ!」

『払わないなら、2人だけでスラムを探し回れ』

アン「いいよ、払うって言ったし」



意外にもアッサリとアンが財布を出して、そこから1万出した。
それを受け取ったAも『交渉成立』と言う。



アレン「なんか…悪い」
アン「大丈夫、これアレンの財布だし」
アレン「…………あっ!?い、いつのまに!!」
アン「依頼料なんてアレンの分からに決まってるじゃん。さ、いこいこっ」
『今の時間家にいるかな…ま、那由汰だけでもいるか』



1万円が抜かれた俺の財布を投げつけたアンはAと共にさっさとリビングから出ていった。クソ……今月、新しい機材とレコード買って、ギリギリだったのに。


アン「アレンー!はやく!」
アレン「っ…わ、わかったよ!!」





本当に……珂波汰が、盗んだのか?


あんないい曲を作るのに、なんで盗みなんか…。

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テルミヤコウジ(プロフ) - KARAKARA666_さん» ありがとうございます!これからも更新続けていきますので、よろしくお願いします! (2022年1月9日 9時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
KARAKARA666_(プロフ) - 素敵な作品を作ってくださりありがとうございます。これからも楽しみにしています (2022年1月8日 2時) (レス) id: c4cee0671b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:テルミヤコウジ | 作成日時:2021年7月17日 23時

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