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ASIDE
『全チームに会わなくても良いだろ』
ようやくCLUBの前にたどり着き、その言葉を吐き出す。
いやまぁ、依織さんや珂波汰と会うのは想定内だった。だけど、他チームに会うとは思ってなかった。
本日何回目か分からない位の溜息を吐き、CLUBの裏側に回って中に入る。
10年閉鎖されていた筈のCLUBなのに随分と綺麗だ。
恐らく上の方が掃除したんだろう…手が早いなぁ、こういうの。
『まぁ、私の仕事は掃除じゃなくて…アレだけど』
メインステージの方に赴き、ステージ天井に飾られるミラーボールを見つめる。
まだ光に当てていないのに何かに反応して、チラチラと光を見せている。
ファントメタルで作られた特殊なミラーボール。
ここを砦としていた武雷管も含め、多くのラッパーの持つファントメタルに共鳴し、ステージを照らしていた。
10年の時を経ているのに、私が持つファントメタルにすら反応するのか。
感覚がまだ鈍ってない証拠だ。
『いらないだろ、調整』
そう言いたいけど、逆らうことが出来ない。
仕事を(一応)するため、機材を調査し、バトンに吊るされていたファントメタルボールを降ろす。
そっと表面にたまった埃をぬぐうと、私の顔が鏡のように映し出される。
埃が晴れた表面にペンダントを近づけると、淡い薄緑色に光り始める。
『いや、やっぱいらんだろ』
何のために私が呼び出されたんだ。
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さあ - イベントのご参加ありがとうございます！！私の嫌いな食べ物レバーなのでなんか親近感が湧きました笑これからも頑張って下さい！応援しています！ (2021年6月24日 17時) (
レス) id: 7aaf2735e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：テルミヤコウジ | 作成日時：2021年6月23日 0時
