8話 ページ10
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『珠世、本当にするの?』
『そうよ...Aちゃん、貴女はついてこないで良いから』
『危険が大きすぎるわよ、それにお兄様にバレたらどうするの』
『そんな事考えたらキリがない』
『...分かった。せめて私の血鬼術でお兄様を...』
『貴女を危険に晒したくないから。何もしないで良いの。知らないフリしてて』
『どうしてそこまで...』
『いつかAちゃんも助けに来るから』
そう言って珠世は笑い、消えた
「.....」
あの時の事は忘れない、いや、忘れられない
私は珠世に協力をしてしまった。でも今は敵対している
『次会う時には敵として接して』
『でも...』
『そうしないと貴女も無惨に殺される』
珠世はもうお兄様の呪いを解いている
人を喰わないで生きていける
もしかしたら...本当に、鬼を人間にする薬を作れるのかもしれない
でも私が人間に戻る資格なんてあるの?
珠世は確かに人を喰らっていた。でもそれは初めのうちだけでだんだん人を喰らうのを辞めていった
それに比べて私は今でも何人もの人間を喰らっている
今まで何人の人間を喰った?数え切れないほどだ
あの時...私が珠世について行けば狙われることはなかった?私がいればお兄様だって迂闊に手を出せない
「私...」
何がしたいの...
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いちは - 更新頑張ってくださいずっと待ってます (2021年4月27日 20時) (レス) id: dbf78b71fe (このIDを非表示/違反報告)
檸檬(プロフ) - この作品面白かったです!占ツク辞めるんですね…戻ることを願ってます!落ち着いたらまた更新してください!待ってます! (2020年3月23日 6時) (レス) id: b105acc52b (このIDを非表示/違反報告)
楓(プロフ) - 胡蝶 しのぶさん» ありがとうございます!!テストが終わったらすぐに更新しますので楽しみにしていてください!! (2019年11月18日 16時) (レス) id: 9c93e75d21 (このIDを非表示/違反報告)
胡蝶 しのぶ - 更新楽しみに待ってまいます!!! (2019年11月18日 15時) (レス) id: f8f79b89dd (このIDを非表示/違反報告)
楓(プロフ) - かなでさん» ありがとうございます! (2019年11月14日 21時) (レス) id: 9c93e75d21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:楓 | 作成日時:2019年11月11日 0時