大嫌いなおねぇちゃん【ハイキュー】 (ページ6)

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濁りきった空気とそれ以下のモノページ6

「来たで!ほないこA!」

はいきた、こいつほんま空気読めんクソ

あの後わたしは数学の先生にむっちゃ当てられるわそれに答えれへんわを4回？いやそれよりももっと多い6回繰り返して放課後の呼びたし食らったほんまきつい

この元凶の夏玲はむっちゃ笑顔ではよはよって
手を引っ張る勢いでいる

『おん、ほな行こか』

温度差周りから見たらそうやろ

ルンルン気分花でも浮いてる夏玲

憂鬱で黒い渦を巻いているA

わたしなんて言われるんやろその返事にどうかえしたらええんやろ

宮さんと仲のええ夏玲つれてきましたー仲良くしてくださいねーってか

どこのあほやねん無理やクソ

あー、あかん近づいてきた階段

どないしょうか

「Aちゃんこっちやで、あ!夏玲やん
なんや2人とも一緒に来たんか」

金髪みたいな髪1発でわかる宮侑さん
なんかニコニコしてる嬉しそう

よし、勝ったでこの勝負

勝ちや

あの先輩喜ぶ説あたったやんか
むちゃ嬉しいねんけどこれでなんもゆわれんですむ学校生活安泰万歳

「えと、Aが侑君とご飯食べるって聞いたから私も侑君と食べたいなと思ってついてきたんです！」

おんおん、わたしから言わんでもいけるやん
さっきまでの夏玲のことちゃらにしよ
ワンチャンここから抜けることもできるし

「へー、ほうなんなぁAちゃん夏玲に話したん俺と飯食うこと」

声のトーンがおかしい
あ、これは、

「うんん！なんか佳穂が教えてくれてんで」

つかさず夏玲
わたしが話す隙間もない流石やぞ流石やその調子で宮さんのこと話で押し倒したれそんでこっちに話振ってくるなよ

「そうか、ごめん夏玲俺Aちゃんと話したいことあってな席外してくれへんか」

四つの目が見開かれる

薄茶色の目黄土色の目

片方の薄茶色の目が涙を溜めて小さい声で「すみませんでした」の一言を変な空気になったここにおとして走り去った

『宮さん』

ここではじめてわたしが口を開く

手をくれになる前に先手をうつ

「ん？なんやAちゃん」

ここに残ってる涙、さっきあったことを物語るここに残ってるただ一つの証それを宮さんはただのなんも変哲もないモノううん違う、水？いやそれ以下のように扱う、ここには最初からなんもなかったようなそう無な空気を漂わせる

わたしはとてもここの空気が冷たく感じた

黄土色の目から見る焦げ茶の目は

黒にみえた