【銀魂】俺の想い人は万事屋の旦那が好きなようで【沖田総悟】

帰って来た彼女 ページ5

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俺にあっかんべーをして部屋を出て言ったA
あの顔見たいかィ。ブッサイクな面。傑作もんでさァ、と心の中で笑っていれば




「ああ言って、一番あいつが帰ってくるの待ってたのおめぇじゃねェか総悟」




紫煙を吐き出しながらそんな事言いだした土方を睨みつける




「……ンなわけねェでしょ」




「じゃあなんで朝からずっと門を眺めてたんだ？」




ニヤニヤと俺を見てくる土方に、ちっ…と舌打ちをして立ち上がり部屋を出た





その足で向かったのはAの部屋
中をそっと覗けば、荷物を整理している最中なようで「これは、ここで……これは、」とぶつぶつ呟きながら手を動かしていた




そんな彼女をしばらく眺める




何度、主人がいないこの部屋を見たことか……
何度、お前がいないことを思い知らされたことか……




でも、今はここにその馬鹿面がある





そう言えば、まだこいつにおかえりって言ってねェな
そんなことを思って俺は口角を上げてAに近づき声をかける




「おい。手伝ってやろーか？」


「え！？本当に！！？」


「よし。じゃあ、5万円で」


「金取るんかい！！！」





まぁ、かける言葉は結局こういう素直になれない言葉なんだが……







「いいもん！1人でするから。しっしっ」と眉間にしわを寄せて俺を追い払うこいつに………Aに俺は惚れている








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