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チケット ページ28

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青空が広がる空には入道雲が見られる。
アイスがさらに美味く感じるこの季節は俺たちのこの堅苦しい隊服では少し暑い。



こんな日に見回りなんざめんどくせぇと思った俺は自室で昼寝(職務)をしっかりとしていた。そんな俺の耳に届いたのは隣の部屋の奴。つまり、Aの部屋。



「書類多すぎィィィ!誰かァァ!ヘルスミィィィ!!いやァァァ!」



と、叫んでいる馬鹿。ヘルスミーじゃなくてヘルプミーな、と心の中でツッコミを入れる。




「よしっ!こういう時は!土方さんんんん!ヘルスミィィィ!!」


「うるせェよ!それとヘルスじゃなくてヘルプだヘルプ!」



Aが廊下を叫びながら駆け抜ける音と土方の怒鳴り声が聞こえた。てか、同じツッコミをすんじゃねェ土方死ね。



俺は怠い身体を起こして立ちあがり廊下に出た。すぐ進んだところにAの姿を発見。大量の書類を手に土方と話している。


「それ、全部やったら今度非番にしてやるから。今日中に終わらせろ」



「マジですか!?非番は嬉しいけど今日中!!?この量を今日ですか!?鬼ですか!?土方酷い」


「おいコラ。“さん”をつけろ。ったく、半分やってやっからそれなら出来るだろ」



「わーい!流石土方さん!お願いしまーす」



そんな会話を土方として、部屋に戻っていくA。俺もAの部屋に行こうとしたら、後ろから近藤さんに話しかけられた。



「総悟いいところに!実はなこれさっき団子屋のおばちゃんがくれたんだけど、2枚あるから一枚やるよ。」


近藤さんが俺に差し出してきたものを取って見てみれば、大江戸遊園地のペア券



「俺はお妙さんと行ってくるから。総悟はAと行ってきたらどうだ!?」



きっと喜ぶぞ!と笑う近藤さんに礼を言ったが…。



「近藤さん。何で俺がAと何ですかィ」


「ん?だって総悟、お前Aちゃんに惚れてんだろ?…違ったか?」



近藤さんはてっきりそうだと思ってた、と…。



「…違くねィですけど」


「がはは!そうだろそうだろ。楽しんでこいよ。よしっ!俺は今からお妙さん誘ってこよ!お妙さァァァん!!待っててくださァァい!君のストーカー(愛の狩人)が今いくよォォ!」


「近藤さん、無理だと思いやすぜ。……行っちまった」


近藤さんは後数分で姉御により屍とかすことを頭に思い浮かべながら、近藤さんから受け取ったチケットをポケットに入れてAの部屋へと向かった



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白桜姫 - 続き楽しみにしてます^ ^ (2019年1月13日 9時) (レス) id: 65e85aeb0b (このIDを非表示/違反報告)
寧々姫 - 更新頑張ってください!楽しみにしてます!! (2017年11月25日 11時) (レス) id: c492ea5fd1 (このIDを非表示/違反報告)
カレン(プロフ) - すごく面白い更新頑張ってください (2017年8月18日 15時) (レス) id: 3f5ba41893 (このIDを非表示/違反報告)
紫蘭(プロフ) - 大分と遅れてしまいましたが…新作おめでとうございます!!この二人の関係がどうなるのか楽しみです笑 沖田の想いは夢主ちゃんに届くんでしょうかね? 更新頑張って下さい!!応援してます! (2017年5月1日 14時) (レス) id: 1847792d84 (このIDを非表示/違反報告)
ラルラル(プロフ) - 銀さんloveさん» 私自身どうやって繋げていくか悩み中ですが、沖田くんの想いが夢主ちゃんに伝わればいいと作者ながら願っています(^ ^)これからも応援よろしくお願いします! (2017年4月17日 5時) (レス) id: fa467ad533 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ラルラル | 作成日時:2017年4月9日 23時

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