飲み物の頂点 ページ20
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「ごんめくださーい」
見回りついでに寄った場所。今日はちゃんとした甘いケーキを持って万事屋に訪れた
「はーい。あ、えっとAさんですよね?」
「うん。銀さんいますか?」
「いますよ。どうぞ上がってください」
万事屋から出てきたのはこないだのメガネ君
そういえば名前聞いてなかったと思い名前を聞いてみれば「志村新八です」と自己紹介してくれた
そのまま奥の部屋に進めば銀さんがソファーの上にの転がっている。机の上にはジャンプ。
「こんにちは、銀さん」
「ん?お、Aじゃん。どうしたんだ?」
「暇だから来た。」
「おいおい暇って、公務員がそんなこと言ってていいの?サボる暇があんなら税金返せよコノヤロー」
「ケーキ持って来たんだけど……。
そうだよね、サボりはよくないよね。それじゃ、さよなら」
「待て待て待てェェェ!冗談冗談んん!!いつでも来いよAなら大歓迎ェェ!」
ケーキを持って帰ろうとすれば、ガバッとソファーから起き上がり、私を必死に止める銀さん。どんだけケーキ食べたいんだよ
でも、
「あはは。仕方ないな」
銀さんが美味しそうにケーキを食べる姿が見たかったから、帰る気なんてないけどね
ケーキを食べている銀さんを見ていれば
「あれ?銀さん、それなんですか?」
「あ?これか?これはな『いちご牛乳』だ。いちご牛乳はすげーんだぞ。この世のありとあらゆる飲み物の頂点に君臨する幻の飲み物。
そうそれがいちご牛乳だァァァァ!!」
銀さんが飲んでいた紙パックのものを聞いてみれば、銀さんは何故か熱弁していき机の上に片足を乗せて、いちご牛乳を翳した
私はというといきなりの銀さんの熱弁に只々パチパチと乾いた笑いをしながら拍手をする
(……ど、どう反応すればいいのやら)
「銀さんはそれが好きなの?」
「あぁ、好きだぜ。お前も飲んでみろよ。ほら」
「えっ。……大丈夫。えっと、私、あの…。
さ、さささっき大量に隊士全員分の味噌汁飲んで来たからァァ!!
また、今度、………じゃっ!」
私はそう言い、「お邪魔しましたァァァァ!」と叫んで万事屋を後にした
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「隊士全員分の味噌汁って……すごくね?意外とAって神楽並みの大喰らいなのか?」
「銀ちゃん、何だったアルか?あいつ」
「さあ?」
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白桜姫 - 続き楽しみにしてます^ ^ (2019年1月13日 9時) (レス) id: 65e85aeb0b (このIDを非表示/違反報告)
寧々姫 - 更新頑張ってください!楽しみにしてます!! (2017年11月25日 11時) (レス) id: c492ea5fd1 (このIDを非表示/違反報告)
カレン(プロフ) - すごく面白い更新頑張ってください (2017年8月18日 15時) (レス) id: 3f5ba41893 (このIDを非表示/違反報告)
紫蘭(プロフ) - 大分と遅れてしまいましたが…新作おめでとうございます!!この二人の関係がどうなるのか楽しみです笑 沖田の想いは夢主ちゃんに届くんでしょうかね? 更新頑張って下さい!!応援してます! (2017年5月1日 14時) (レス) id: 1847792d84 (このIDを非表示/違反報告)
ラルラル(プロフ) - 銀さんloveさん» 私自身どうやって繋げていくか悩み中ですが、沖田くんの想いが夢主ちゃんに伝わればいいと作者ながら願っています(^ ^)これからも応援よろしくお願いします! (2017年4月17日 5時) (レス) id: fa467ad533 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ラルラル | 作成日時:2017年4月9日 23時