坂田銀時 ページ12
.
「総一郎くんじゃん。こんな真昼間から仕事か？大変だねー公務員は」
腰にある木刀。気だるそうな赤い瞳。銀髪の髪
その人はまぎれもない私が昨日好きになってしまった人で。
「あ、あの！！」
私は思い切って声をかける
そうすればその人はこちらに目を向けて、視線が交わる。
(……うわっ…、心臓うるさ)
そう思いながらもその男の人の前に出る
「昨日は、助けていただいて本当にありがとうございました」
赤くなる顔を見られないように頭を下げながらそう言えば、その人は「…昨日？」と首をかしげる。わ
忘れられてしまったのだろうか？
「昨日……！！あ、昨日路地裏にいた娘ね」
「お、覚えててくれたんですか？
私、如月Aっていいます！」
「Aちゃんね」
やばい。嬉しすぎる。
緩む頬を必死に抑えて「そうだ。名前、お名前教えてください」と昨日聞けなかったことを聞いてみれば
「かぶき町で万事屋をしている。坂田銀時だ。銀さんでも何でも好きなよーに呼んでくれや」
「じゃあ、…銀さん、で」
名前、やっと聞けた。
そんな嬉しさに浸っていると隣から「おい」と総悟のいつもより低い声が聞こえた
そちらに目を向ければいつもどおりポーカーフェイスだがなんか機嫌悪そうな総悟がいた
「あんたら、知り合いで？」
「昨日、銀さんに助けてもらったんだ」
それで知り合った。と言えば「ふーん」と興味なさそうに答えてきた。自分から聞いたくせに。
「んじゃ。俺ァそろそろ行くわ」
ひらひらと片手を振って行ってしまう背中に声をかける
「今度、万事屋に遊びに行ってもいいですか？」
「手土産持ってこいよー」
了承、ということでいいんだよね？
去って行く銀さんに私も手を振り返した
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 148人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
白桜姫 - 続き楽しみにしてます^ ^ (2019年1月13日 9時) (
レス) id: 65e85aeb0b (このIDを非表示/違反報告)
寧々姫 - 更新頑張ってください！楽しみにしてます！！ (2017年11月25日 11時) (レス) id: c492ea5fd1 (このIDを非表示/違反報告)
カレン(プロフ) - すごく面白い更新頑張ってください (2017年8月18日 15時) (レス) id: 3f5ba41893 (このIDを非表示/違反報告)
紫蘭(プロフ) - 大分と遅れてしまいましたが…新作おめでとうございます！！この二人の関係がどうなるのか楽しみです笑 沖田の想いは夢主ちゃんに届くんでしょうかね？ 更新頑張って下さい！！応援してます！ (2017年5月1日 14時) (レス) id: 1847792d84 (このIDを非表示/違反報告)
ラルラル(プロフ) - 銀さんloveさん» 私自身どうやって繋げていくか悩み中ですが、沖田くんの想いが夢主ちゃんに伝わればいいと作者ながら願っています(^ ^)これからも応援よろしくお願いします！ (2017年4月17日 5時) (レス) id: fa467ad533 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ラルラル | 作成日時：2017年4月9日 23時
