【銀魂3z】夜兎工番長のお世話係り 〜番外編〜【神威】

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今日は日曜日
神威とデートの日だ


私はいつもよりも朝早く起きて、神威の部屋に行った
神威の号室の台所を借りて急いで朝食を作って並べておく



神威にご飯食べて、10時に私の家の前に来て
と置き手紙を置いて急いで自分の部屋に戻る



なんでこんなにも急いでいるのかと言うと
今日のデートは女子力を頑張って出すんだ！！という理由だ



お妙ちゃんや神楽にも協力してもらったんだから、頑張らなくちゃ



私は此間お妙ちゃんに選んでもらって買ったスカートを取り出す



薄い水色の可愛いスカート
鏡の前でメイクをしてみる
いつも神威の前じゃすっぴんだからね



そして、下ろしている髪を少し巻いてハーフアップにしてみた




「よしっ！！」




自分の頰をパチンと両手で叩き気合いを入れる



ーー今日は女の子らしく、女の子らしく




自分に言い聞かせていると玄関のチャイムが鳴った
私はお財布と携帯とその他必要なものを持って、
玄関に向かった




「神威。お、お待たせ」



ドアの前にいた神威に私は少し緊張しているみたいだ



「A。おはよ」



私の姿を見たのか神威が止まる
「神威？」と名前を呼んでみれば、



「A。なんかいつもと違うね」


「う、うん」


「可愛いよ」


「本当！？」



「うん。いつも可愛い。じゃあ、行こっか」


いつもって、今日は特別可愛いとかじゃなくて？
まだやっぱり女の子らしくない？
そんなことを考えていると
さりげなく恋人繋ぎをしてくる神威


私はドキドキしながら、
よし！頑張ろう、と気合いを入れた









「映画でも観よっか」


「うん」



最初は映画らしい
ここで、思い出すのはお妙ちゃんの言葉
『映画を観ることになったら女の子はやっぱり恋愛映画じゃないかしら』
なるほど、なるほど



「あ。これ前にAが観たいって言ってたやつじゃない？」



神威が指差した映画はバリバリのアクション映画



あぁ、確かに言ったわ
これ観たいって言ったわ
実際今でも物凄く観たい


「い、いや。私あれがいい」


「あれ恋愛映画じゃん。いいの？アクションじゃなくて」


「いいの！恋愛映画が観たいから！！」



そして、私と神威はポップコーンを大量に買って映画館に入って




そして、2時間後



「結構長かったね。眠くなっちゃったよ」


「う、うん。そうだね」


私が選んだ恋愛映画は物すっごくドロッドロッだったんだけど、何アレ。
世の中の女子力ある女子ってああいうのが好きなの？



絶対アクション映画館の方がいいと思うけど……




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