【銀魂3z】夜兎工番長のお世話係り 〜番外編〜【神威】

デート編 ページ6

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私はお風呂上がりに炭酸のジュースを飲みながら、テレビを見ていた


今、神威はお風呂に入っている



私はテレビを見ているのだが、その内容が女子高生の恋愛についてなのだ



『デートのポイントはなんですか？』


『やっぱり、オシャレですかね。彼氏に可愛いって言ってもらえるような服を選んでメイクもバッチリします。あとはやっぱり女の子らしく、女子力をアップしていくのも大切だと思います』



テレビでは可愛い女子高生が取材の人に笑顔で答えている



「……オシャレ……メイク………女子力…」



私はそのテレビを見ながらそんなことを呟いた


神威と恋人になってからデートはしたことが何度かあった



でも、オシャレをしていたのか？
私は制服以外ではあまりスカート履かないし
いつもショーパンとかだ
メイクもそりゃあするけど、バッチリとは言い難い
女子力は……知らない


テレビの中の女の子はスカートで可愛くメイクもして、女の子って感じだ、仕草も可愛くて




「神威もやっぱり、こういう子が可愛いとか思うのかな…」



『テレビの前の貴方も彼氏さんに可愛いって思われるような、そんな素敵な可愛い彼女になれるように女子力アップ頑張りましょう』



そんな締めの言葉で終わった番組
CMに入ったテレビをボーッと眺めながら、
素敵な、可愛い、彼女、と頭の中でぐるぐるとその単語を流していれば、部屋の扉が開いた


「ふぅー。さっぱりした」


いつもの三つ編みを解いた神威がピタピタと雫を垂らしながら部屋に入ってくる


「ちょっと、神威。髪乾かしてきなよ」


「えー、めんどくさい」


「めんどくさいじゃない！ほら、来て。乾かしてあげるから」



神威を座らせて、ドライヤーを取ってくる
温風にして、乾かしていく



「ムカつくくらいサラサラ」


「Aだってサラサラじゃん」



サーモンピンクの長い髪は絡まんないの？ってくらいサラサラで、指をすり抜けていく
私よりこいつの方が女子力高いんじゃないの？と疑うくらいだ



「熱っ！！A、ドライヤー近づけすぎだよ！」


「いや、なんかムカついたから。燃やそうかと」



「え！？やめて。禿げちゃう」


「神威は将来ハゲるんじゃない？星海坊主(おじさん)禿げてるし」


「えー。ハゲと同じだけにはなりたくないな」


そんな会話をしながら神威の髪を乾かし終えれば神威は私の方に振り向き



「そうだ！A今度の日曜デートしようよ」



と、デートのお誘いをしてきた




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