私は野坂悠馬の姉２【アレスの天秤】 (ページ30)

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80話ページ30

明日人side

氷「王帝月ノ宮に10人では勝ち目がない」

万「そもそも、控えなしでここまでよくやってこれたよな」

日「方法は１つだよ」

剛「なんだ？」

日「部員の補充です」

岩「今から部員探しでゴスか？」

服「いるかな～？」

稲「俺たちで探そうよ！」

剛「少しでもサッカーやったことあるやつに声かけてみるか」

氷「最後まであきらめない！だろ？」

その時監督からイレブンバンドにメッセージが届く

稲「監督からだ……新メンバーゲットだって！」

雷門「「おお！」」

氷「タイミングバッチリだな」

奥「安心しましたよ～」

剛「今回ばかりはさすが監督って言ったところだな！」

その時ミーティングルームの扉が開き、明日奈が入ってくる。その後ろにいた2人にみんなは驚いた

稲「鬼道さん？それに灰崎？」

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夢主side

『新メンバーの灰崎凌兵だ』

・・・・・・

雷門「「ええぇぇ！？」」

『…うるさい』

稲「灰崎！？なんで？」

氷「どういうことだ…？」

趙「鬼道くん達が諸々の手続きをしてくれました。灰崎くんは雷門中へ編入し雷門サッカー部の一員になります」

雷門「「ええぇぇ！？」」

みんなはそのことに更に驚く

剛「まじかよ！？」

奥「そんなことありなんですか？」

服「大会中に別のチームから編入なんてっ」

鬼「学校のチームランクが同ランク、且つお互いの監督が本線開始前に同意しているという条件を満たせば、一名だけ編入が認められる」

奥「？お互いに同意って…」

趙「本戦が始まる前に久遠監督と鬼道くんから聞いてましたよ」

奥「じゃあ監督はこうなることを予想してたんですか？」

趙「いえいえ～予想していたのは明日奈さんですよ～」

鬼「俺も明日奈から話を聞いた時は驚いたが、王帝月ノ宮の試合映像を見る限りそうなるかもしれないと俺も考えていたんだ」

『まあ本当に予想通りに進んでしまったからな。驚いたよ』

灰「ったくこの女は…どこまでも先を読んでやがる」

稲「ってことは決勝戦…！」

趙「もちろん出場してもらいますよ～」

みんなは11人揃ったことで喜びの声をあげていた。しかし不満を持つものはいるもので

小「揃えばなんでもいいのかよ！」

異議を唱えたのは小僧丸だった

灰「…確かにカッコ悪いよな。一度負けた俺がまだ試合をさせて欲しいなんて」