検索窓
今日:3 hit、昨日:4 hit、合計:26,649 hit

6*化け狐 ページ8

「それで、何か用ですか?」



私は床を拭きながら言った




「あァ、名前聞いてないなと思いやして」



「私は知ってるんで大丈夫ですよ。」



「俺は知らねェよ」



そう言うと沖田さんは柱にもたれかかった



「えっと、Aです。A。」



大切なことだから2回言っておいた



「Aね、
俺ァ、沖田総悟でさァ」



「はい、知ってますよ。」




あ、ヤバい



「そうですかィ」



タイムリミットだ



「あ、じゃあ少しお手洗いに行ってきます」



「お前、場所分かんるんですかィ」



私は沖田さんの声を聞く前に走り出した



鈍足だけど。



「って行っちまった
まぁ、すぐ追いつくけどな」




ヤバい、忘れてた



そろそろアレが切れかかってる




私が屯所を出ようとした瞬間



「待ちなせェ
場所分かんねェでしょ」



沖田さんに腕を掴まれた




「は、離して下さい!
触らないで!」




私は無理やり腕を振り払った




「どうしたんでィ」




「・・・っ!」




私は振り返らずに屯所を出て



誰も居ない路地裏へ入った




「はぁ…はぁ…」





私が座り込んだ瞬間、アレは溶けてしまった




まぁ、うすうす気づいてたと思うけど





私は狐だ。






いや、でも普通の狐じゃなくて


化け狐かな?






私はポケットから葉を1枚取り出して頭に乗せた




「せーのっ」




ぽんっ





また、人間の身体へと変身した




私はまだ、半分は普通狐だから



定期てきに変身しないといけない




「にしても・・・」




沖田さんに最低な事を言ってしまった。




どんな顔すればいいのか分からないよ…





いくらヤバかったからって

「触らないで」って…





「私、本当に最低…」




.


.


.



沖田side


「総悟、こんな所で何してんだ?」



ふと、隣を見ると土方さんが居た



「俺ァ、嫌われたみたいでさァ」



「誰に?」



「Aに」



土方さんの顔に『誰だよそれ』と書かれている



「まぁ、土方さんには関係ないですねィ」



俺は屯所の中へと歩き出した




後ろから土方コノヤローの声が聞こえるけど、



無視だよな無視無視。





俺はそれを無視して屯所の中へ入った





何故か、
ついさっき知り合ったばかりの女なのに



気になる。






何処かで会ったことあるとか?





いや、そんなもん







「あってたまるかって話でさァ」

7*仲直り→←5*お泊り



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (66 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
81人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 沖田総悟 ,
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

茉莉 - すごく夢主が素直でかわいい。最近更新停止しているみたいですが、がんばってください。応援してます。 (2018年1月6日 21時) (レス) id: 3d5918eb94 (このIDを非表示/違反報告)
べる。(プロフ) - ありがとうございます!頑張ります!ヽ(`・ω・´)ノ (2015年8月1日 13時) (レス) id: 51bf9570b2 (このIDを非表示/違反報告)
空良 - 狐っ娘超可愛いかったです!!更新頑張って下さい! (2015年8月1日 11時) (レス) id: 45bec2e103 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:べる。 | 作成日時:2015年7月30日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。