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2*女の子 ページ4

「あ、あの!離して下さいぃ!」



私は少し大きめの声で言った



すると、
声が届いたのか沖田さんとやらは止まってくれた



「何でィ?」



「え…あ、あの
私は何処に連れて行かれるんでしょうか?」



「愚問でさァ」



そう言うと沖田さんとやらがまた歩きだした

沖田さんとやらって長いな

知らない人だけど、沖田さんと呼ばせてもらおう。



「いや、あの痛いんですよね腕が
私、小さい頃に腕を火傷しちゃって…。」



まぁ、



「そういう事なら早く言いなせェって
逃げんなよテメェ!」



嘘だけどね。



私は腕を離した瞬間に逃亡した



けど・・・。




「テメェ、手錠の方がいいのか?」



「ごめんなさい。」




私、こっちの姿じゃ走るのめっちゃ遅いんだった





一瞬にして捕まってしまった





これがふりだしに戻るってやつかな




また、何処かへ連行されて行く





どうしよ……これ……。




.


.


.




「土方さん、女連れて来やしたぜ」



「おォ、総悟!よくやった」




私が連れて来られた所には


沖田さんと同じ服を着ている人と、
小さい女の子が居た




その女の子は「ぐすんっ」と、泣いていた




「これでさっきのはチャラにしてやるから、この子を泣き止ませて下せェ」



そんな無茶ぶりねぇだろ。




「俺からも頼む」



沖田さんと同じ服を着ている人・・・
めんどくさいな、ペアルックさんにしよ



ペアルックさんが言った




女の子を泣き止ませるなんてやった事ないよ


と、思いながら私は落胆しているけど



やらなきゃ殺られる…



「お母さんは?」



私はしゃがんで女の子と同じ目線になって
言った


「分からないの」



女の子の目に涙が浮かぶ



とりあえず、泣き止ませないと




「そっか。
じゃあ、これ見ててね」




私はポケットから森で拾ってきた葉を手に乗せた



「せーのっ」




ぽんっと煙があがると


煙の中から、ピンクの兎のぬいぐるみを出してみせた



でも、これくらいじゃ泣き止まないか…




と、思っていると





「す、すごいねっ!お姉ちゃん!」



その子はパチパチと拍手をしながら笑ってくれた




可愛い。とっても可愛い。




「じゃあ一緒にお母さん探そうか」




「うんっ!」




よし、これで一件落着だな




と、思って2人の方を見ると







「お前、それどうやったんだ・・・?」


「どういう事でさァ」












あ、

これ私、やっちまったやつだ。

3*穴→←1*お金



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茉莉 - すごく夢主が素直でかわいい。最近更新停止しているみたいですが、がんばってください。応援してます。 (2018年1月6日 21時) (レス) id: 3d5918eb94 (このIDを非表示/違反報告)
べる。(プロフ) - ありがとうございます!頑張ります!ヽ(`・ω・´)ノ (2015年8月1日 13時) (レス) id: 51bf9570b2 (このIDを非表示/違反報告)
空良 - 狐っ娘超可愛いかったです!!更新頑張って下さい! (2015年8月1日 11時) (レス) id: 45bec2e103 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:べる。 | 作成日時:2015年7月30日 21時

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