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20*月 ページ23

「今日は災難だったなぁ」




あの後、土方さんにはめっっっっちゃくちゃ怒られちゃったし


あ、でも、沖田さんも一緒に怒られてくれたから、
まだよかったなぁ




とか、考えながら、



縁側に座って月をぼーっと眺めていた




最近は一回の変身で長時間、人間の身体を維持できるようになって、とっても嬉しい



でもなぁ、私別に人間になりたい訳じゃないしなぁ





「何してるんでィ?」




上からいつもの聴きなれた声がした




「月が綺麗だな〜っと思ったので見ていました」




私は上を向いて沖田さんにそう答えた



上から覗き込むように私の後ろに立っていた沖田さんは「ふーん」と、言って私の隣に座った




「なァ、A」



「なんでしょう?」



「お前、その探してる奴を見つけたら、その後はどうするんでィ?」




いきなりの質問にどう返そうか悩んだ


確かに、どうしよ、




「う〜ん…。あ、なんか恩返しがしたいんですけど…
でも私大したことできないしなぁ」



鶴のように
はたを織ることが出来るわけでもないし、


亀のように
竜宮城に連れて行くこともできない。




「あ、そうだ!私床掃除はだけは誰にも負けない自信があるので、

その人のお家に少し住まわせてもらって、
床掃除をします!」



「は、」



「それで、私のこと気に入ってもらえたら
お嫁さんになっちゃったりして〜」



あ、これ最高のやつじゃん…




妄想が膨らんでしまう




「そいつが、お前を助けてくれた時より変わっててもかィ?

暴力振るったり、だいたい人間変わるもんでィ」




「う〜ん…でも、もし変わっていたとしても、芯は変わらないと思うんです」




「どうですかねィ」






なんだか沖田さんの様子がおかしい。



全てに突っかかってくる





「もし、沖田さんなら、私みたいな人がいきなり恩返しがしたいんです!って来たらどうしますか?」




「俺なら……
追い返しますかねェ」




「え!?そうなんですか!?」



「俺ァ、今、好きな奴が居るんで
そんな余裕ないんでさァ」




いきなりのカミングアウトにびっくりした




「え、好きな人居るんですか!?
え、え、誰ですか??」



内緒にしますから、と耳を寄せると









「月が綺麗ですねィ」









と、私の耳にこっそり言った







「え、」





沖田さんは立ち上がって
「じゃあな」と、言い自室へ戻っていった









もう、話そらすなよう……

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茉莉 - すごく夢主が素直でかわいい。最近更新停止しているみたいですが、がんばってください。応援してます。 (2018年1月6日 21時) (レス) id: 3d5918eb94 (このIDを非表示/違反報告)
べる。(プロフ) - ありがとうございます!頑張ります!ヽ(`・ω・´)ノ (2015年8月1日 13時) (レス) id: 51bf9570b2 (このIDを非表示/違反報告)
空良 - 狐っ娘超可愛いかったです!!更新頑張って下さい! (2015年8月1日 11時) (レス) id: 45bec2e103 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:べる。 | 作成日時:2015年7月30日 21時

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