15*身長高い? ページ18
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どうしようかな〜
私は、橋の上でひと休みしていた
まぁ、見つかるわけないよね。
この世に何人、人が居ると思ってんだって話だ
「あー…
いなり寿司食べたいー」
これから、私は一生、土方さんにこき使われてボロ雑巾みたいにされた後、捨てられるんだ
毎日床拭きしなきゃいけないんだーーー
と、思いながら橋から川を眺めていると
「テメェ勝手に帰ってんじゃねーよ」
声のする方を向くと
銀時さんが立っていた
「あ、すいません。
沈黙に耐え切れなかったもんで。」
「沈黙も会話の一つだから、
で、俺考えたんだけどよォ」
銀時さんは頭をボリボリとかきながら言った
「その、Aちゃんが探してる子って
成長してるんじゃない?」
ん?
「えっと、どういう意味でしょうか」
「だから、特徴で、背が低いって言ってたろ」
「はい」
「当時は、低かっただろうが、
今は高くなってんじゃねーかって事だ」
すごい、この人天才なのかもしれない
「頭いいですね…
絶対、そうだと思います!」
「褒めてもなんもでねーよ
ま、歳が17、18、19くらいってとこから」
「そうなりますね!
すごい!なんか、見つけられそうな気がしてきました!」
これで、公園で子どもたちを観察するショタコン野郎から脱却だ
「じゃ、またな」
と、銀時さんはぽんっと私の頭に手を置いて
歩いていった
……なんか、クールかっこいいな
私も、ぽんっと頭に手を置いて立ち去りたい
「何してんでィ」
ハッと気づくと、沖田さんの顔が目の前にあった
「わっ、沖田さん
あ、じつわですね!すごいんですよ!銀時さん!」
「何がでィ」
少し、ムスッとした表情をしたのは気のせいかな
「えっと、ですね。
私、探してる子の特徴で
背が低いって言ったの覚えてますか?」
「あー、言ってやしたね」
沖田さんは橋に腰をかけた
「でも、ですね、
その子も成長してるんじゃないかって!
身長も男の子だから私なんかより高くなってるかもしれません」
「あーなるほど。
じゃあ、これで、公園のガキとはおさらばですねィ」
「あははっ
私もそれ思いましたよ」
…私のためにやってくれてたのかな
やっぱり沖田さん優しいなぁ…
「ニヤニヤしてんじゃねェよ」
「うるさいです」
やっぱり、今の無しにしとこ
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茉莉 - すごく夢主が素直でかわいい。最近更新停止しているみたいですが、がんばってください。応援してます。 (2018年1月6日 21時) (レス) id: 3d5918eb94 (このIDを非表示/違反報告)
べる。(プロフ) - ありがとうございます!頑張ります!ヽ(`・ω・´)ノ (2015年8月1日 13時) (レス) id: 51bf9570b2 (このIDを非表示/違反報告)
空良 - 狐っ娘超可愛いかったです!!更新頑張って下さい! (2015年8月1日 11時) (レス) id: 45bec2e103 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:べる。 | 作成日時:2015年7月30日 21時