依頼と魔法が28 ページ29
大広間では女生徒にしか触れていなかったが、実は男子生徒からも何故か熱い期待の籠った視線を受けていた太宰は予想通り、否、其れ以上に男女問わずに生徒に人気が有った
例えば
「ダザイ先生！此の呪文が上手くできないの。教えてください！」
「ダザイ先生、此処の部分がよく判らないんだ。教えてくれ」
といった調子で常に生徒に囲まれていた。が流石に疲れた様で夕食の時に
太「私、国木田君の気持を漸く理解出来たかもしれない」
唐突に愚痴を溢して来た
『其れは善かったな。引き続き頑張れ』
太「もう少し労ってくれても善いのだよ？」
『丁重に断ろう』
太「えぇー」
『お前を労る位ならマフィアに潜入する方が余程善い』
太「___マフィアと云えば…」
『何か有ったのか？』
太「君にはまだ話していなかったのだけれどね。新入社員の中島 敦君がいるだろう
彼は何者かに依って懸賞金70億円が懸けられている
其れを手に入れる為にマフィアは敦君を執拗に狙っているというのが現状だ」
『懸賞金の懸け主は？』
太「まだ判らない」
何でもありの探偵社が真逆、そんな事になっているとは思わなかった
恐らくだがマフィアの襲撃が一層非道くなるんだろうな
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lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (12月15日 11時) (
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作者名：アルゲディ | 作成日時：2023年9月29日 21時
