アルコール

横ちょと…カシスソーダ ページ14

「まぁた、そんなきついの呑んで」

会社帰りの裕君が、もう一人で３杯も
ターキーをロックで飲んでる
あたしの隣に座る

「裕君…あたしが今日は奢る…」

「ん？なんで？いきなりやな」

「マスター、カシスソーダお願いします」

「え？俺、カシスソーダ呑むん？」

目の前に出された深紅の液体
ちょっと笑って
こんなん呑むん久しぶりや…
なんて言ってる

二口呑んで

「甘っ…」

唇を触る
あたしが裕君を見て

「カシスソーダのカクテル言葉って…」

「魅力的な貴方…」

あたしの言葉を遮って
カシスソーダのグラスを手にとって
飲み干した

「俺なんかより、Aちゃんのほうが
ずっと魅力的や…」

頬を赤く染めて
目を伏せるのは、反則…

裕君がビールを頼む
あたしの分と二杯

グラスを合わせて

「お誕生日おめでとう…裕君…」

「ありがと…こんなオッサンに
カシスソーダはあかんやろ…」

「それじゃ、between the sheets に
するわ…」

ビールを喉に流し込むと

「悦んで…」って、裕君もビールを飲んだ

「裕君…今日、格好いい…」

「もう、かっこつけすぎてあかん…」

耳まで、赤いのは内緒…







Between the sheets 貴方と夜を過ごしたい

横ちょ、お誕生日おめでとうございます♪

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