33 おねだり ページ33
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いつもなら私もグクの可愛いおねだりに仕方ないなあ、なんて応えてあげることが多いけどそれとこれとは話が別だ。
JK「まだ無理とか分かんないって！
やってみたらヌナも意外といいかもしれないじゃん」
グクはそう言って、また私のロンTを脱がそうとするから私は脱がされまいとロンTを下に引っ張る。
一体これは何の攻防戦なのか。
JK「……ヌナ、どうしてもダメ？」
グクはまるで最後の隠し技かのように、その大きな目を潤ませながら私にそう聞く。
う、それはずるい。
グクは私が彼のその顔に滅法弱いことを知ってああやって聞いてくるのだ。
グクはそういう人。
黙り込んだ私に追い討ちをかけるように、
JK「ねえ、ヌナ。お願い」
そうおねだりしてくるから、私から頷く以外の選択肢はなくなってしまった。
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「ちょっと、まって、やっぱり無理」
JK「なんで？可愛いよ」
あの後、おねだりするグクに負けて頷いた私を見て、グクはこうなることが分かっていたかのように「やった」なんて楽しそうに笑ってみせた。
グクは「はい！ヌナ万歳して」と言ってロンTを脱がせると、上半身ブラジャー1枚になった私をあまりにもまじまじと見つめるから思わず手で隠す。
JK「ヌナ、手どけてよ」
「だってグクがまじまじ見るから」
JK「いいじゃん、ブラジャーも可愛いんだし」
グクはそう言うけどそういう問題ではない。
グクは女心が分かっているようでたまに全く分かっていない時がある。
…まあ、そこも愛嬌なんだけど。
腕で自分の身体を必死に隠そうとする私をグクは自分の元へと抱き寄せると、甘い目で私を見つめてまたキスをした。
だんだんと深くなっていくキスと、その右手でわたしの胸を包む彼。
さっきまでの空気はどこかにいってしまって。
部屋に響くのは、キスの水音と、私達の溢れる吐息だけ。
グクはしばらくキスをしながらブラジャーの上から胸を優しく揉みしだくと、その手を背中に回してホックに手をかけた。
後ろで引っ張られていたものが外されて、私の胸の上で浮いているブラジャーをグクは私の腕を通してそっと外した。
こんなに明るいところで見られるのは死ぬほど恥ずかしいけど、今はそんなことより彼にもっと触ってほしくて。
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mii(プロフ) - はぁ、もうね大好き (2021年8月18日 8時) (
レス) id: d47eb74ff4 (このIDを非表示/違反報告)
かなみ - はじめまして。とても感動しました。グク編も読みたいです^_^ (2021年2月6日 2時) (レス) id: 283143d3e0 (このIDを非表示/違反報告)
なのか(プロフ) - 夏さん» 夏さん！コメントありがとうございますうう（ ; ; ）遊び人として書かれがちなテテちゃんですが、私は勝手にすごく一途な人だと思っててそれを書きたかったので、そう言ってもらえると嬉しいです…！早く続きを書けるように頑張ります(*^^*) (2020年4月8日 18時) (レス) id: 59d638975a (このIDを非表示/違反報告)
夏(プロフ) - はじめまして^ ^お話とてもおもしろいです！グクペンですが一途に主人公を思うテテ好きです(*^^*)どっちとくっつくかドキドキします！ (2020年4月8日 0時) (レス) id: 13b7e644bd (このIDを非表示/違反報告)
なのか(プロフ) - Kumiさん» Kumiさんコメントありがとうございます！これからどんどんテテのターンになっていくので是非楽しみにしててください！（笑）早くこちらの続きを書けるように頑張ります(*^^*) (2020年4月6日 3時) (レス) id: 59d638975a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナノカ
| 作成日時：2020年3月18日 22時
