32 いつものキス ページ32
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「…グク、やめて」
このままじゃグクのペースに飲み込まれてしまう。
そう思って、やめてと声を絞り出すけれど、グクは一度わたしの顔を見ると、ふっと笑ってまたキスを落とす。
私の言葉が本心じゃないことなんてグクはきっと気付いていて。
そのキスはさっきみたいな強引で噛みつくようなものではなくて、いつもみたいに甘くて優しいものだった。
グクは少しの間そうやって背中に触れて、私が思わず息を溢すと「ヌナ可愛いね？」なんて余裕たっぷりに微笑んだ。
今度は私の服の中でその手を背中から私の胸元へと移動させる。
ブラジャーの上からグクの大きな手が包むようにして触れる。
優しくキスしながらゆっくりとそれを揉みしだく。
私はまた息が溢れる。
するとグクは私が着ているロンTを脱がせようと手をかけた。
「…あの、グク、ここ明るいから…」
今までもそういう流れになるのはゲームをした後リビングでが多かったけど、グクは私の服を脱がせる前に私をお姫様抱っこして私の寝室へと移動してくれた。
だからリビングでそのまま服を脱がそうとするグクは初めてで、思わずストップをかける。
JK「…ダメ？」
「…えっと、明るいと恥ずかしいしいつもみたいにベッド行こうよ」
ダメ？なんてグクはこんな時だけ可愛く聞くけど、恥ずかしいものは恥ずかしいから流されない。
JK「だからじゃん。
俺、明るいとこでヌナを見たいんだけど」
今まで一度だってそんなことを言ったことはなかったというのに。
グクほんとどうしたの？
こんな電気が煌々とついてる中でグクに身体をさらけ出せるわけないでしょ…
想像しただけでも恥ずかしさで死んでしまう。
「ダメだよ、恥ずかしすぎる」
JK「うん。だからその恥ずかしがる可愛いヌナを見たいんだって」
いつもなら引いてくれそうなものだけどグクは一歩も引かなくて。
しかも恥ずかしがる私を見たいだとかとんでもないことを言い出した。
「…いやいや、無理だって！」
グクが珍しく引かないものだから、どうしようかと一瞬悩んでみたけどやっぱり恥ずかしくてたまらない。
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mii(プロフ) - はぁ、もうね大好き (2021年8月18日 8時) (
レス) id: d47eb74ff4 (このIDを非表示/違反報告)
かなみ - はじめまして。とても感動しました。グク編も読みたいです^_^ (2021年2月6日 2時) (レス) id: 283143d3e0 (このIDを非表示/違反報告)
なのか(プロフ) - 夏さん» 夏さん！コメントありがとうございますうう（ ; ; ）遊び人として書かれがちなテテちゃんですが、私は勝手にすごく一途な人だと思っててそれを書きたかったので、そう言ってもらえると嬉しいです…！早く続きを書けるように頑張ります(*^^*) (2020年4月8日 18時) (レス) id: 59d638975a (このIDを非表示/違反報告)
夏(プロフ) - はじめまして^ ^お話とてもおもしろいです！グクペンですが一途に主人公を思うテテ好きです(*^^*)どっちとくっつくかドキドキします！ (2020年4月8日 0時) (レス) id: 13b7e644bd (このIDを非表示/違反報告)
なのか(プロフ) - Kumiさん» Kumiさんコメントありがとうございます！これからどんどんテテのターンになっていくので是非楽しみにしててください！（笑）早くこちらの続きを書けるように頑張ります(*^^*) (2020年4月6日 3時) (レス) id: 59d638975a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナノカ
| 作成日時：2020年3月18日 22時
