きっと、ヌナは泣く。

18 目撃 ページ18

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TH「ヌナ、明日デートってちゃんと覚えてる？」


「うん。ちゃんと覚えてるよ」


TH「よかった。明日俺ヌナの家まで迎えに行くからまた仕事終わったら連絡してね」


「テヒョン迎えにきてくれるの？」


TH「うん。明日楽しみにしてて」







明日行くとこほんといいところだから、とテヒョンは笑顔を見せた。









私のことを好きだというテヒョンと2人で出掛けることに、緊張もしてるけど楽しみだというのもほんとで。


テヒョンの笑顔を見ていると早く明日にならないかな、なんて思ったりもした。









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荷物を運んでくれたテヒョンと別れてそろそろ帰ろうと帰る準備をしているとき、スマホを控え室に忘れたことに気づく。








さすがにスマホは取りに戻らなきゃだな…







他のものだったらそのまま置いて帰って明日取ればいいのだけど、さすがにスマホがないのは困る。









疲れた身体で控え室まで戻って中に入ろうとしたとき、中からグクの話し声が聞こえてきた。









あれ、グクなんで控え室なんかにいるんだろ…









何を話しているのかまでは分からなかったけど、真剣な話なのだということはその声色で伝わってきて。









これ私入っても大丈夫なのかな。


少し開いていた扉の隙間からそっと中を覗く。









「………！」







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心臓が、止まるかと思った。








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中を覗くとやっぱりグクがいて、そして小柄な女の子がもう1人。


その子の名前までは知らないけど、確かスタイリストの子だったと思う。







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2人はこの控え室の中でキスをしていた。









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