だったらもういい… ページ48
ゆみかちゃんの身体はアザだらけだった。
それを見た周りもシン…と静になる
ゆみか「なに おどろいてるの?あたしのコトわかってるんでしょ?
ここキズが…
ぜんぶあなたのせいでついたキズだってこと。」
そう言ってゆみかちゃんは夕日ちゃんを見た
え?私は?!
夕日「ど どういうことだ?!説明してくれ!!」
A「ついでになぜ妾が入ってないのか頼むぞ!!」
ゆみか「あたしにいわせるの…?
残酷だね…」
そう言ってゆみかちゃんは悲しく、また辛そうな顔をした。
ゆみか「やっぱりそう あなたとあたしはぜったいにわかりあえない世界の人間だよ。
さいしょにあなたに話しかけられたときから気づいてた。
ああ、この人は『勝ち組』なんだって…
いつだって前むきで 正しくて 後ろなんか見やしない。
…わたしずっと…」
ゆみかちゃんの頬に涙が見えた。
ゆみか「ずっと ウザかったのよ!!ついでにアンタも!!」
そう言ってゆみかちゃんはわたしを睨んだ。
ゆみか「いっつもドジばっかで迷惑かけてんのにみんなから可愛がられて!!
意味わかんない!!
わたし、アンタみたいな人間大っ嫌い!!」
その言葉は私の心に突き刺さった。
…親と、同じことをいわれた…
たぶん…今のはゆみかちゃんの本心…
だって…【あたし】が【わたし】になったんだから…
…でも、今は即興中だ!!
悲しんでる余裕などない。
もし本当に私がゆみかちゃんを苦しめてるなら!!
ピンチをチャンスに変えるとき!!
〈フワッ〉
夕日ちゃんは自分のブレザーをゆみかちゃんに被せて抱きしめた。
わたしも後ろから抱きしめる。
夕日「もういいよ ごめん…つらいこといわせて」
A「妾のせいでご ごめん…なさい」
そう言って私はゆみかちゃんの背中に顔を埋めた。
と、言っても被り物のせいでほとんど埋めれなかったのは事実。
夕日「やっぱり 姫は優しい子だ。そんなキズをうけてもいえなかったのにはなにか 理由があるんだろ?」
A「心を開いて…妾たちに話して下さいっ」
夕日ちゃんはゆみかちゃんの手を包み込んだ。
夕日「姫 オレたちをしんじて
オレたちも 姫のことしんじてるから」
うまくできましたぁ!!
これでゆみかちゃんも無事協力してくr…
〈ヒュッ ドンッ!〉
____え?
なにが、起こったんですかぁ?
私が見えているのは夕日ちゃんの頬をナイフで傷つけたゆみかちゃんの姿が。
そして私は何故突き飛ばされているんだろう?
陽菜「ひっ…」
どよめく空気の中、彼女はこう言った。
17人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
骸蜘髏巍屍龍(プロフ) - 月影わんこさん» コメントありがとうございます!そうです!!私はポエミーなのでタイトルも詩っぽくカッコ良くしたい主義なんですよ!! (2016年5月6日 22時) (レス) id: c325449b67 (このIDを非表示/違反報告)
月影わんこ - タイトルが詩みたいになってる(*゜Q゜*) (2016年5月4日 17時) (レス) id: 1e4a21082f (このIDを非表示/違反報告)
超高校級の変態(笑)(プロフ) - アユ・スカーレットさん» ねー!!わかってくれる人がいて嬉しいですっ///っと言ってもヒロインちゃんとまだ全然関係性がないんですけどねー(笑) (2015年8月3日 19時) (レス) id: 8aa029d503 (このIDを非表示/違反報告)
アユ・スカーレット(プロフ) - 超高校級の変態(笑)さん» 分かります!似てますよね!!可愛いですよね~! (2015年8月3日 19時) (レス) id: f052995533 (このIDを非表示/違反報告)
超高校級の変態(笑)(プロフ) - アユ・スカーレットさん» ちょっとむっくん(黒バス)の面影があるので(笑) むっくん好きですし、健くんとかぶるんですよねー///髪型似てますし (2015年8月1日 22時) (レス) id: 8aa029d503 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:超高校級の変態(笑) | 作者ホームページ:http://id4.fm-p.jp/569/Yun7148/
作成日時:2014年8月23日 12時