【出口ゼロ】僕は君達なんか信じない…だって君達、人間でしょ？

こんなに酷いの ページ5

A「ひゅう…み、皆さんよよ…よろしくおね、お願い…し…ます。私…笹切 兎女…と言うもんです…。」

神奈(神奈 汐里)「よろしくー☆『兎女』ってかわいい名前ー」

A「はひっ!?わ、私なんかの名前を…よ呼んでくれっ…!!グスッ…うぅ……ふぇぇぇえぇぇん!!!」

神奈「え?!あ、ごめん!!なんか私しちゃったかな？(汗)」

そう言って背中をさすってくれる神奈さん。

あまりの嬉しさに涙がでてきて止らなかった。
私なんか…学校では名前を呼んでくれる人も触れてくれる人もいませんでしたぁ(涙)

A「いいぇ…、名前など久しぶりに呼んでもらえたので思わず…。ありがとうございましたぁ…、か…神奈……さん」

神奈「汐里でいいよ!!泣き止んでよかった!!」

梶(梶 虎太郎)「なぁ、それより笹切ー。お前何でそんなもん被ってんだ？」

A「ヒィッ…あ、あの…その…えっと…」

私の被り物に手を置く梶くん。
しし、身長高いぃぃいい(涙)

神奈「ちょ、梶くん!!兎女ちゃん怯えてるでしょ!!」

梶「え、うそ?!ごめん笹切!!」

目の前には両手を合わせてニヤッと笑う梶くんの姿が。

A「あ…いえ。そんな!!私こそご、ごめんなさいです(涙)」

梶「おぅ!!よろしくなー!!」

そう言ってポンポンと被り物を叩く梶くん。
身長高くて怖そうだけど優しいひとなんだな…

まぁ、その後さっきの質問を問い詰められたのは言うまでもないが…。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−

A「あ、だだから…秘密ですよぉ!!」

梶「えー!!なんでだ?!実は顔が酷ッ〈パシッ〉ッ〜〜〜〜〜〜!!!」

神奈「いい加減にしなさい!!兎女ちゃん、コイツ気にしなくていいから」

梶「ってーな!!!なんで殴るんだよ!!」

神奈「殴ってない!!叩いただけっ!!それに兎女ちゃんも困ってたでしょ!?」

梶「俺はただ…___!!」

目の前で汐里ちゃんと梶くんの言い合いが繰り広げられた。
周りにはマスコミやテレビ関係者、一般人もいるのに…

…わ、私のせいだ…!!
私が…素直にっ…言っとけば…!!

A「あ、あn〈シン…〉…へ？」

謝ろうとした途端、周りが急にシーンとした空気になった。
さっきまで怒鳴り合いをしていた2人もある一点を見つめている。

ザワザワ

すると次は急に騒がしくなる。
身長が小さい私は背伸びしても見えなかった。

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