【出口ゼロ】僕は君達なんか信じない…だって君達、人間でしょ？

僕も酷いものでして ページ4

分厚くて迫力のある門が背中をゾゾっと奮い立たせた。
私を見た瞬間、静かになった空間も今ではすっかり元通り。

はぁ…怖い。
怖いから端っこにいよう…

A「………。」

隅っこで空を見上げていると声をかけられた。

？「ねぇ!!」

A「ひぅ?!」

？「わたし、赤羽 夕日!!15歳です!!よろしくねー!!」

？「か、か河合…ゆみか、ですっ…!!15歳だよ…!!よろしくお願いしますっ」

かわいくて背の高い赤髪の夕日ちゃんとピンクの髪がサラサラしててかわいいゆみかちゃん。

わわっ!!私も自己紹介しなきゃ!!

A「おおお、お控えなすってぇぇ!!生まれも育ちも京都府は宇治市!!じょ、女優になりたくて10歳の頃からD・A・アカデミーに憧れてましたぁ!!!残念ながら親は子供の頃に死にやしたぁ!!笹切 兎女と申しやす!!こんな私ですがどうぞよろしくお願いしやすぅ!!」

そう言うと夕日ちゃんとゆみかちゃんはあははっと笑った。

夕日(赤羽 夕日)「そんな緊張しなくていいよ!!同期なんだしさっ」

ゆみか(河合 ゆみか)「兎女ちゃんと呼んでいいですか？」

A「ははっはいぃい!!」

夕日「じゃあ兎女!!みんなあっちにいるし、ほら行こっ」

A「でで、でもぉ…」

夕日「いいからっ!!ほら行くよ!!」

A「ひゅうっ?!!あ、待ってくださいよぅ!!ゆゆ夕日ちゃん、ゆみかちゃん」

何で皆さんこんなに優しいんでしょう？
被り物を被ってる私なんかと…

A「はひゅう…夕日ちゃん、速いですよぅ…」

夕日「あ、ごめんごめん!!みんな兎女の事気になってるみたいだったからさ!!」

A「え、」

夕日「みんなぁぁあ!!つれてきたよぉおお!!」

A「えぇぇええ?!!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーー

？「神奈 汐里でーす!!17歳だよ!!よろしくね、兎女ちゃん☆」

A「あ、よよよろしくです!!」

？「あ、次オレ!!オレは梶 虎太郎!!16歳、よろしくな!!」

A「ヒッ…よろしく、です…!!」

？「横手陽菜です!!10歳です!!よろしくお願いします!!」

A「あ、はい!!私っ、15歳です!!」

？「ボクは水野 伊吹。15歳!!」

A「よ、よろしくお願いしますぅ…!!」

？「…ボク、葛西…誠…」

A「ヒィッ…あ、あぁ、ははい!!よろしくです…!!」

？「……五十嵐蓮」

A「は、はいっ…すみませんっ…」

梶くんと葛西くんと五十嵐くん…怖い…です。

背が高いし、目つき悪いし…怖いし…


私、やっていけるのかな…(´･ω･`;)

こんなに酷いの→←世界は酷いものでして

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す