【完結】[ﾂｲｽﾃ]人魚姫は魔女に恋焦がれⅡ-Azul- (ページ9)

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私の歌に合わせて共に歌う人魚や魚達
それは一種のオーケストラの様に連帯感溢れるものだった
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人魚A｢あぁ、素晴らしかった…流石A様だ
素敵な思い出をありがとう｣

『いいえ(ﾆｺ)』

曲が終わると散り散りになる民衆
多くの人が賛美の声を掛けてから立ち去って行った

エース｢人魚姫って言えば……｣
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すっかり警備員と意気投合したエース
するとジャックやユウ達が手を挙げてるのが見えた
上手くいったみたいだ

エース｢っと、オレ達、そろそろ帰ります。｣

人魚A｢え、そうか？そんなに人魚が好きなら、こっそり、少しだけなら館内を見せてやってもいいぞ？
ほらA様たってのご友人でもあるしな｣

エース｢いやぁ、ズルは良くないから。
それにA王族でしょ？
王族なら民の手本にならなきゃ
次は、休館日調べてから来まーす！じゃ、また！｣

『今日は忙しいところありがとうございました(ﾆｺ)』

人魚A｢いえいえ、私も楽しかった！
少年、A様、また来いよ～。｣
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エース｢そっちの首尾、どうだった？｣

グリム｢写真はゲットしてきた！楽勝だったんだゾ♪｣

『よかった！』

エース｢んじゃ、早いとこ学園へ戻ろうぜ｣

皆で出口まで戻ろうとした矢先だった

ジャック｢待て。｣

大きな影が頭上を通る
見慣れたその影に嫌な予感が遮る…

フロイド｢あ～～～…いたぁ♡小エビちゃん｣

ジェイド｢ごきげんよう、みなさん。
また性懲りもなく海の底へいらっしゃったのですね｣

『ご機嫌よう、2人とも。随分の機嫌がいいのね？』

双子｢｢!?A!?｣｣

予想外だったのか目を見開く2人

フロイド｢A…ブロットが溜まってたんじゃ…｣

『私の所属する寮は毒薬に精通するのよ？
魔法薬なら貴方達を超える能力を持った
寮長がいらっしゃるわ』

ジェイド｢貴女も大概しつこいですね。
あれだけ言ったのに、まだ僕らに逆らうのですか｣

『皆の話を聞いてると貴方達双子も大概じゃない
それに、ここでの権力は
どっちが上かご理解できて？』

フロイド｢うわ…うざ｣

ジェイド｢開き直ったんですね｣

『なんとでも。私は私が正しいと信じる道をとるわ
例えそれが貴方達と違えたとて』

デュース｢権力が強いと、どうなるんだ？｣

『ふふ、権力というよりは古来より
引き継がれた血縁ね。
トリトン王の血が濃いほど権力が高いのだけれど
それは海での魔力の強さを表すわ』

ユウ｢！それって！｣