【完結】[ﾂｲｽﾃ]人魚姫は魔女に恋焦がれⅡ-Azul- (ページ4)

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胸のマジックペンを指さされ見れば
ポムフィオーレの証である紫色の魔法石から
鮮やかな光が消え半分程黒くなっていた
ジャックの言う通りこの人数を相手に今使うのは危険だ

『でも……』

ジャック｢自業自得だ、死にはしねぇ。
自分達で回復させろ｣

エース｢アズールってヤツ
どんだけ色んな魔法が使えるんだよ!?反則じゃん｣

ジャック｢アズールの持つ金色の契約書が、
エースたちの攻撃を全部弾いてんのか？｣

ユウ｢A、何か分かることないの？｣

『ごめんなさい、私も彼のユニーク魔法について
詳しくは理解してないの…』

なんせ私の前で使用する事がほとんど無いから

『けど、いくらアズール先輩でもこんなに魔法は
使えないハズなのに……』

アズール｢みなさんは黄金の契約書にサインした
正式な契約は、何人たりとも破棄できない。
どんな魔法を使おうが、この契約書に傷1つ
つけることはできませんよ。A…
例え、貴女でもね。｣

ｸｯｸｯｸと笑う彼に背筋がゾクッとした

アズール｢ジェイド、フロイド。
新入りの指導は任せましたよ。｣

ジェイドフロイド｢｢はい。/は～い｣｣

アズール｢A、貴女には失望しました。
頭が冷えるまでモストロラウンジに来なくて結構です｣

『ッ……』

アズール｢さて、サバナクロー寮の
ジャック・ハウルくんにオンボロ寮のユウさん…
でしたね。君たちもどうぞお引き取りを。
次はぜひ、お客様として店においでください
いつでも歓迎しますよ。｣

そう言い立ち去るアズール先輩

『待ってアズール先輩！………待ってってば!!
ねぇ、アズールくんッ！！』

彼の背中に手を伸ばすとジェイドに掴まれた

『離してジェイド!!』

ジェイド｢A、お引取りを。
今の貴女は出禁を食らったも同然ですよ
これ以上逆らうのであれば、貴女と言えど
容赦しません。｣

『好きにすればいいじゃない……
どうして？そんなに楽しいの？
貴方達だって今のアズールくんがやり過ぎだって
思わないの？ねぇ、教えてよジェイド、フロイド』

私がそう言うと少し悲しそうな顔をする2人
ただそれも一瞬でいつもの掴み所の無い笑顔を浮かべる

ジェイド｢貴女が何を仰りたいか理解できません｣

フロイド｢そうだよ～A、今までだって
Aが知らなかっただけでこんな事ザラにあった｣

『えっ……』

ジェイド｢えぇ、アズールが貴女には教えたくないと
隠していた全てです。僕らからすれば
酷いのは貴女の方だA｣